オルガン ウインター コンサート
Kitara ORGAN WINTER CONCERT
毎年、札幌の雪まつりの期間中にオルガンウインターコンサートが開かれている。有名な札幌の雪まつりとあって本州や外国からの聴衆も見かける。ワンコインコンサートとして札幌市民には馴染みのコンサートである。今シーズンの第15代札幌コンサートホール専属オルガニストと約10年前の第5代専属オルガニストとの共演のコンサート。
プログラム。
J.S.バッハ:前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV552
マッテル:“若い娘”による幻想曲
(以上、演奏 モニカ・メルツォ―ヴァ(Monica Melcova) )
J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
M.スジンスキ:カプリッチョ Op.36c
ペータース:アリア Op.51
P.コシュロー:交響的スケルツォ
(以上、演奏 マリア・マグダレナ・カチョル(Maria Magdalena Kaczor) )
ベートーヴェン:「笛時計のための5曲」よりアダージョWoO.331(4手編曲版)
(連弾)
パイプオルガンの音色を初めて耳にしたのが中学3年(1953年)の修学旅行で訪れた仙台の東北学院大学でした。中学の英語の先生の母校だったので松島に行く途中で旅行日程に入ったのだと思う。詳しいことは覚えていないが、オルガンの音色と設置されていた場所の様子は鮮明に記憶している。
Kitaraがオープンした1997年7月4日から毎年定期的にオルガンを聴く機会がある。当初はエドガー・クラップ、ジリアン・ウイーア、トン・コープマンなどのオルガン・リサイタルが物珍しかった。今ではデビュー・リサイタル、クリスマス・オルガンコンサート、オルガンウインターコンサート等はすっかり定着したコンサートになりました。今迄でとても良かった企画は2007~2008シーズンの「世界オルガン名曲シリーズ 10人のオルガニスト」でした。1シーズンで歴代オルガニスト10人全員のコンサートを堪能しました。
歴代のオルガニストの共演は魅力的です。今日のコンサートも素敵でした。馴染みのあるオルガン作曲家はバッハだけでしたが、それが却ってとても新鮮でした。
モニカのバッハの曲は彼女が2002年にデビュー・リサイタルで弾いた思い出の曲であると日本語の挨拶で話していましたが、12~15分の長さの曲は2曲とも聴きごたえがありました。彼女の演奏は04,07,11年に続いて聴いたことになりました。譜面をめくる人がオルガニストの横に立ち続けている状態だったので演奏者の鍵盤を弾く様子が見れなかったのが少々残念でした。
マグダレナは黒の服でなくて雪を連想させる白いジャケットと赤いスカートで登場しましたが素敵でした。勿論、演奏曲目もバッハの「トッカータとフーガ BWV565」で一段と盛り上がりました。今日はオルガニストの手や足の動きが見える席で鑑賞しましたので初めて聴く作曲家の変化に富んだ曲を十分に楽しみました。4段の手鍵盤や足鍵盤の使い方が見えて一層興味深い鑑賞となりました。
ベートーヴェンの機械仕掛けオルガンのための作品は美しい旋律にあふれ、ピアノと管楽器の合奏を思わせる連弾は意外性のあるオルガン曲で素晴らしかった。
モニカのアンコール曲はスカルラッティの「ソナタK159」、マグダレナのアンコール曲はバッハの「最愛のイエス我らここにあり」。2曲ともに心の奥深くに優しく広がる曲。
今までウインターコンサートは正午開始だったが、昨年から「中島公園のゆきあかり」の行事との関連も考えてか午後3時開始となった。日曜日で札幌雪まつりの期間中ということもあってか観光客の姿もあり、客席もかなり埋まってコンサートが盛り上がった感じを受けた。

キャンドルが灯る雪あかりの中島公園。
Kitaraで演奏した音楽家が宿泊するホテルが奥に見える。

スノーランタンやペットボトルランタン1.000個が輝く中島公園の「彩の広場」。
2枚の写真は前日のコンサート(2/9)の夕方5時半ごろ撮影。
毎年、札幌の雪まつりの期間中にオルガンウインターコンサートが開かれている。有名な札幌の雪まつりとあって本州や外国からの聴衆も見かける。ワンコインコンサートとして札幌市民には馴染みのコンサートである。今シーズンの第15代札幌コンサートホール専属オルガニストと約10年前の第5代専属オルガニストとの共演のコンサート。
プログラム。
J.S.バッハ:前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV552
マッテル:“若い娘”による幻想曲
(以上、演奏 モニカ・メルツォ―ヴァ(Monica Melcova) )
J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
M.スジンスキ:カプリッチョ Op.36c
ペータース:アリア Op.51
P.コシュロー:交響的スケルツォ
(以上、演奏 マリア・マグダレナ・カチョル(Maria Magdalena Kaczor) )
ベートーヴェン:「笛時計のための5曲」よりアダージョWoO.331(4手編曲版)
(連弾)
パイプオルガンの音色を初めて耳にしたのが中学3年(1953年)の修学旅行で訪れた仙台の東北学院大学でした。中学の英語の先生の母校だったので松島に行く途中で旅行日程に入ったのだと思う。詳しいことは覚えていないが、オルガンの音色と設置されていた場所の様子は鮮明に記憶している。
Kitaraがオープンした1997年7月4日から毎年定期的にオルガンを聴く機会がある。当初はエドガー・クラップ、ジリアン・ウイーア、トン・コープマンなどのオルガン・リサイタルが物珍しかった。今ではデビュー・リサイタル、クリスマス・オルガンコンサート、オルガンウインターコンサート等はすっかり定着したコンサートになりました。今迄でとても良かった企画は2007~2008シーズンの「世界オルガン名曲シリーズ 10人のオルガニスト」でした。1シーズンで歴代オルガニスト10人全員のコンサートを堪能しました。
歴代のオルガニストの共演は魅力的です。今日のコンサートも素敵でした。馴染みのあるオルガン作曲家はバッハだけでしたが、それが却ってとても新鮮でした。
モニカのバッハの曲は彼女が2002年にデビュー・リサイタルで弾いた思い出の曲であると日本語の挨拶で話していましたが、12~15分の長さの曲は2曲とも聴きごたえがありました。彼女の演奏は04,07,11年に続いて聴いたことになりました。譜面をめくる人がオルガニストの横に立ち続けている状態だったので演奏者の鍵盤を弾く様子が見れなかったのが少々残念でした。
マグダレナは黒の服でなくて雪を連想させる白いジャケットと赤いスカートで登場しましたが素敵でした。勿論、演奏曲目もバッハの「トッカータとフーガ BWV565」で一段と盛り上がりました。今日はオルガニストの手や足の動きが見える席で鑑賞しましたので初めて聴く作曲家の変化に富んだ曲を十分に楽しみました。4段の手鍵盤や足鍵盤の使い方が見えて一層興味深い鑑賞となりました。
ベートーヴェンの機械仕掛けオルガンのための作品は美しい旋律にあふれ、ピアノと管楽器の合奏を思わせる連弾は意外性のあるオルガン曲で素晴らしかった。
モニカのアンコール曲はスカルラッティの「ソナタK159」、マグダレナのアンコール曲はバッハの「最愛のイエス我らここにあり」。2曲ともに心の奥深くに優しく広がる曲。
今までウインターコンサートは正午開始だったが、昨年から「中島公園のゆきあかり」の行事との関連も考えてか午後3時開始となった。日曜日で札幌雪まつりの期間中ということもあってか観光客の姿もあり、客席もかなり埋まってコンサートが盛り上がった感じを受けた。

キャンドルが灯る雪あかりの中島公園。
Kitaraで演奏した音楽家が宿泊するホテルが奥に見える。

スノーランタンやペットボトルランタン1.000個が輝く中島公園の「彩の広場」。
2枚の写真は前日のコンサート(2/9)の夕方5時半ごろ撮影。
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