鮫島有美子(ソプラノ)/ 愛の讃歌~岩谷時子の世界~

 今夜はソプラノ歌手、鮫島有美子のコンサート。

 1990年1月に北海道厚生年金会館で行われたニュー・イヤー・コンサートで鮫島はウイーン・フォルクス・オパーのメンバーと協演。レハールの「メリー・ウィドウ」より≪ウイリアの歌≫、J,シュトラウスⅡ世の「ウイーン気質」より≪酒・女・歌≫、≪ハンガリー万歳≫などを歌い、アンサンブルが≪メリー・ウイドウ「序曲」≫などを演奏。
ウイーンで毎年正月に開かれていて風物詩となっているニュー・イヤー・コンサートを札幌市民にその香りを届けてくれました。
 
 1991年2月には夫君のヘルムート・ドイチェ(Helmut Deutsch)(ピアノ・指揮)が卒いるヴィルトオーゾ・カンマ―・アンサンブル・ジャパンと協演。 《美しき日本の歌》を札幌市民会館で披露した。

 札幌にはその後何回も訪れているが、私が彼女の歌声を聴くのは多分20年ぶりでKitaraでは初めてになる。
 
 鮫島有美子は東京芸大を卒業した後ベルリン音楽大学に留学。ドイツの歌劇場の専属歌手として活躍。
1990年の紅白歌合戦に出場。ウイーン在住で、90年代には日本で頻繁にコンサートを開催。最近ではオペラ≪夕鶴≫などオペラへの出演やリサイタル・ツアーの他、宮川彬良とのコラボレーションなど活動の幅を広げている。日本の歌の良さを広める活動が特に目立つ。

 今夜のコンサートのタイトルは 愛の讃歌岩谷時子の世界
 
 クラシックの枠に囚われない構成・演出で普段のコンサートとは違っていた。 ピアノ、ベース、アコーディオン、パーカッションと3名のコーラスの編成。
ザ・ピーナッツの「ウナ・セラデイ・東京」、「恋のバカンス」は学生時代にヒットした曲で懐かしかったし、ピンキーとキラーズの「恋の季節」は当時とほぼ同じ振付で歌って面白かった。岸洋子の「夜明けの歌」の歌唱力は流石だった。 
 
 プログラムの前半は岩谷時子作詞のヒット曲でポップスが中心だったが、元歌を歌った歌手のイメージが強すぎるせいか、原曲の歌手の歌がベストという感じは否めなかった。これはテレビでたまに聴く歌謡曲についてもいつも持つ印象である。

 プログラムの後半はシャンソンを岩谷時子訳で越路吹雪が歌った曲で構成された。鮫島はシャンソンもかなり歌い込んでいる様子で、シャンソンの雰囲気がとてもよく出ていた。しかし、越路のあの圧倒的な声量には及ばないと思った。後半の最初に岩谷時子作詞・宮川彬良作曲の「眠られぬ夜の長恨歌」は作詞者の慟哭が聴く者の心に響き、作曲家がピアノ演奏で伝える迫力に心を揺さぶられた。今日一番の収穫。

 アンコールに今日のコンサートのタイトルになった≪愛の讃歌≫(Hymne a l'amour)。

 
 私が通うコンサートはクラシックだが音楽は日本の歌謡曲も含めてジャズやロックも一応聞きはする。ポール・アンカ、ニール・セダカ、アンディ・ウイリアムズ、ドリス・デイなど当時の歌手名や曲の一部が頭に浮かんでくる時もある。好んで聴くことはしないが今では名曲になったビートルズのCDは持っていて、たまに"Yesterday"を聴くと名曲だと思って口ずさむこともある。

 かっては会合などでフランク永井の「君恋し」をアカペラで歌って十八番にしていたこともあったが、現在スナックのカラオケで歌う曲は美川憲一の「柳ケ瀬ブルース」や千昌夫の「夕焼け雲」である。といってもここ暫くは歌うことはめったにない。
 
 



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年間60回以上札幌コンサートホールKitaraに通うクラシック音楽ファン。クラシック全般に関心があるがオーケストラ・ピアノ曲が特に好きである。 

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