チェコ・フィル ストリング・カルテット2018

2016年から札幌公演を聴いていて今回が3回目。プログラムはほぼ毎回アンコールのベストヒット20。前回と同じ曲が3分の一、前々回とは半分が同じで、ある程度の重複は止むを得ないところだろう。弦楽四重奏団の演奏曲目のオリジナル曲はすべて人々に親しまれている珠玉の小品。全員がチェコ・フィルのメンバーで、顔触れは前回と全く同じ。

2018年3月22日(木) 18:30開演  札幌コンサートホールKitara大ホール
〈出演〉マグダレーナ・マシュラニョヴァー(Vn)、 ミラン・ヴァヴジーネク(Vn)、 ヤン・シモン(Va)、 ヨゼフ・シュパチェク (Vc)
〈Program〉
 モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハト・ムジ―ク 第1楽章  
 バッハ:G線上のアリア、  ポッケリーニ:メヌエット、 モーツァルト:トルコ行進曲
 シューベルト:アヴェ・マリア、  シューマン:トロイメライ、 ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
 サン=サーンス:白鳥、  ドヴォルザーク:ユモレスク、  ロッシーニ:剣の舞
 ハチャトゥリアン:ウイリアム・テル序曲より、  レハール:メリー・ウィドウ・ワルツ
 クライスラー:愛の喜び、  バダジェフスカ:乙女の祈り、 イヴァノヴィッチ:ドナウ川のさざ波
 ネッケ:クシコス・ポスト、  ピアソラ:リべルタンゴ、  ビートルズ:ミッシェル
 ロドリゲス:ラ・クンパルシータ、  エリントン:A列車で行こう  

今迄に聴いた3回の公演の最初の2曲は同じで、前半10曲、後半10曲とプログラムの骨子が固定している感じ。意外性は少ないが、緊張せずにリラックスした雰囲気で名曲に浸れる利点があるといえる。
初めて耳にする曲は無く、後半のプピュラー音楽4曲は2年前のコンサートでも聴いた記憶がある。クラシック曲は何度も聴いているメロディが多いが、メロディを聴いて、曲のタイトルが判るのは半数ぐらいであった。(*今回は予めプログラムで曲名を見ていたので全曲のタイトルは直ぐに分った。)

前半の曲で、ポッケリーニの曲は聴いている途中で馴染みのメロディが出てきたので聴いたことが曲だと分った。久しぶりに耳にしたメロディであった。
後半の曲でイヴァノヴィッチとネッケという作曲家の名は2年前に知った。曲のメロディには、かなり以前から馴染んでいた。“クシコス”がハンガリー語で“馬”の意味とは改めて認識することになった。郵便馬車が走る様子が曲で上手く表現されていた。
「リベルタンゴ」はここ数年の演奏会で何度か聴く機会があって親しめる曲になっている。「ラ・クンパルシータ」はアルゼンチン・タンゴの名曲として子供の頃からラジオで耳にしていた。「ミッシェル」はタイトルさえ分らなかったが、学生時代とは違ってニ三十年前からビートルズの音楽は味わい深い曲として聴けるようになっている。

カルテットのメンバー全員はオーケストラのほかに様々な室内楽アンサンブルで活動していると思われるが、幅広い層に音楽を広げるために、今回のようなコンサートを続けているのは貴重な活動だと思う。弦楽四重奏団の演奏曲目は必ずしもポピュラーとは言えないのが実情である。
今回は前2回よりも聴衆が少なめに感じたが、帰りのホワイエにはCDを購入してサイン会に並ぶ人が想像以上に多かった。この種の演奏会を期待している人が結構たくさんいるようである。
女性のリーダーも日本語を出来るだけ使うようにしてコンサートを進めた。アンコール曲は3曲。①グリンカ:ルスランとリュドミラ「序曲」 ②岡野貞一:故郷  ③ヨハン・シュトラウスⅠ:ラデツキー行進曲。
(*東日本大震災以来、来日演奏家が演奏する邦人作品は「故郷」が多くなっているようである。)

チェコ・フィルの来札公演も期待したい時期である。
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

fsuterry

Author:fsuterry
年間60回以上札幌コンサートホールKitaraに通うクラシック音楽ファン。クラシック全般に関心があるがオーケストラ・ピアノ曲が特に好きである。 

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
最新コメント
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR