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ラトルとバレンボイム(p)がバルトークのピアノ協奏曲第1番で共演

1・2月ベルリン・フィル定期公演の出演が予定されていた小澤征爾の海外公演にドクターストップが掛かったり、ズービン・メータの体調不良もあってキャンセルが続いて代役がステージに上がっている。近年は高齢の指揮者の活躍が目立ち、彼らが活躍を続けていることは喜ばしい限りだが、事務局も健康第一にして若手の登用を真剣に考えるべき時期ではないか。若手の優秀な指揮者がどんどん育っていると思う。メータのキャンセルが2回あったが、そのうちの1回にダニエル・バレンボイムの息子ミヒャエルがヴァイオリニストとして出演し、「シェーンベルクのヴァイオリン協奏曲」を弾いた。ハイフェッツが1940年に依頼された曲を断った経緯があり、前衛的で難曲なようだが、父親設立のウエスト=イースタン・ディヴァン管のコンマスを務めるミヒャエル・バレンボイムが力演した。

私が注目したのは翌週のラトル指揮ダニエル・バレンボイムが共演するプログラムだった。バレンボイムがピアニストとして出演するとは想像もしていなかった。バレンボイムやアシュケナージは大好きなピアニストで彼らのピアノのCDはかなり所有している。バレンボイムがベルリン・シュターカペレを率いてKitaraに登場したのが2005年。ベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番を弾き振りしてくれた。とにかく嬉しかった忘れられない思い出がある。
70年に彼の妻でチェリストのデュプレと共演したバレンボイム指揮シカゴ響の「ドヴォルザークのチェロ協奏曲」は気に入りのCDだが、数年前に当時の映像付き録音をクラシック・バーで観た時の感激も一入であった。

前置きがかなり長くなったがCDでしか殆ど聴いたことがなかったバレンボイムを映像付きで、顔の表情、鍵盤上の指の動きなどを高画質で観れる期待感は心が踊るほどであった。3月に入ってバレンボイムの出演場面を2度視聴した。 

Berlin Philharmoniker , Sir Simon Rattle (connductor), Daniel Barenboim (piano)
〈Program〉
Antonin Dovorak: Slavonic Dances, op.72
Bela Bartok: Piano Concerto No.1 Sz83
Leos Janacek: Sinfonietta op.60

今回のプログラムはチェコ、モラヴィア、ハンガリーの作品を集めた。Kitaraにはチェコ、ハンガリーのオーケストラの来演が多いのでスラヴ舞曲第1集、第2集各8曲で全16曲のうち数曲が演奏されることは多い。一番多いのは単独でアンコール曲に使われる。
ラトルは第2集、作品72を昨年のジルヴェスターコンサートでも一部取り上げたが、第2集8曲全曲を一気に演奏するのは珍しいと思った。第2集はチェコ以外のスラヴ地域の舞曲を集め、内面的でメランコリックな雰囲気も表現されているようであった。

バルトークのピアノ曲はよく知らなかったが、一年前のデジタル・コンサートで聴いたブロムシュテット&アンドラーシュ・シフによるピアノ協奏曲第3番を思い出した。ピアノが打楽器のような役割を果している印象を受けていた。バルトークは管弦楽作品でも従来にない新しい試みをしたり、打楽器に焦点を当てた作品も書いている。
バレンボイムはブーレーズ指揮べルリン・フィルと1964年にこのピアノ曲で共演してるというが、今回が54年ぶりとのこと。ピアノ演奏は十数年前とは外見もそれほど変わらず堂々とした迫力のある演奏であった。耳を通してだけでなく、演奏者を観ながら聴くデジタル音楽の素晴らしさを堪能した。気に入ると数回視聴できる良さもある。

スメタナやドヴォルザークの作品にはボヘミアの情感と自然が溢れるが、モラヴィア地方に生まれたヤナーチェクには違う風土が感じれられる。ラトルは最後のシーズンにヤナーチェクの「利口な女狐の物語」を取り上げ、今回は「シンフォニエッタ」。シンフォニエッタは“小交響曲”の意味だが、4管編成の大規模なオーケストラ編成。9本のトランペットに加えて、バス・トランペットとチューバが各2本。村上春樹の小説に出てきて、曲が一気に有名なった。管楽器の編成が大変なので、コンサートで聴く機会は少ない。

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Author:fsuterry
年間60回以上札幌コンサートホールKitaraに通うクラシック音楽ファン。クラシック全般に関心があるがオーケストラ・ピアノ曲が特に好きである。 

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