スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

オルガン・ウインター・コンサート 2018

[札幌コンサートホール開館20周年]

Kitara恒例のOrgan Winter Concertは札幌雪まつりの開催時期に開催されている。この機会に本州からKitaraを訪れる観光客の姿を見るのも嬉しいことである。

2018年2月4日(日) 15:30開演  札幌コンサートホールKitara大ホール

オルガン/ マルタン・グレゴリウス(第19代札幌コンサートホール専属オルガニスト)

〈プログラム
 J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
        「シュープラー・コラール集」より “目覚めよ、と呼ぶ声あり” BWV645
 ダカン:異国風のノエル
 ヴィヴァルディ:「四季」より “冬”  第2楽章 ラルゴ
 モランディ:序奏、主題と変奏、終曲 第1番 へ長調
 グレゴリウス:日本とポーランドの曲に基づく即興演奏
 フランク:「3つの小品」より 第2曲 カンタービレ ロ長調
 ヴィドール:オルガン交響曲 第5番 ヘ短調 作品42-1より 第5楽章 トッカータ

地下鉄中島公園駅を降りた際の人の群れからKitaraへ向かう人々の熱気のようなものが辺りを包んでいた。昨日の札響の演奏会に臨む人々とは少々違う人たち。寒さは厳しいが降雪もなくて好天に恵まれ、しかも、ワンコインで鑑賞できるコンサートとあって子ども連れの家族や若いカップル、Kitaraを初めて訪れる観光客と思われる人の姿もあった。開演前のホールは満席状態で聴衆の期待度が高まっていた。
今回のオルガン鑑賞は手鍵盤と足鍵盤が見えるRA席の端の方に座ろうと決めていた。譜めくりストがいる場合は必ずしも望みが叶うわけでもない。数曲の演奏に譜めくりストが立っている場面があったが、幸いオルガニストの手と脚の動きは見れた。

バッハの2曲は最も人々に親しまれている曲。曲の趣は違うのが、手鍵盤と足鍵盤の使い方で分かった。手鍵盤は4段あるが、荘重な音を出す第3・4手鍵盤を使うのが第1曲。第2曲が第2・3手鍵盤。超低音の足鍵盤は各曲で随時、使用される。

第3曲と第4曲は冬がテーマのタイムリーな選曲。ヴィヴァルディは有名だが、初めて名を聞くダカンはヴィヴァルディとほぼ同時代のフランスの作曲家だそうである。フランス語の「ノエル」は「クリスマス」の意。第2・3・4手鍵盤を用いていたのが目を惹いた。

モランディは19世紀イタリア音楽に演劇的な効果をもたらした作曲家とグレゴリウスは述べている。曲のタイトルに従って聴くとオペラの流れのように展開される音楽。第1・4手鍵盤、第2・3手鍵盤の使用で、曲調の変化も効果的で、大きな響きでフィナーレ。

グレゴリウスが得意な即興演奏を聴くのは3度目になるが、今回は歌われた日本の音楽のメロディが何だったのか見当もつかなかった。前2回と違って、誰もが直ぐ判るほどのメロディではなかったようである。

フランクとヴィドールは有名な作曲家。オーケストラのような多彩な音色や響きを生み出す曲作り。「カンタービレ」は第4、第2手鍵盤が交互に使われ、第3手鍵盤や足鍵盤を合わせて用いられる意外な展開。

ヴィドールの「オルガン交響曲」ではパイプオルガンが持つ音の多様性を発揮して、ストップを使って予めレジストレーションされた音と相まって管弦楽曲のような音楽。50分弱のコンサートを締めくくるのに相応しい曲であった。

オルガン・リサイタルでチケット完売になったことが過去に数回あるが、グレゴリウスはホールの座席を埋めた客に日本語で挨拶して、一段と大きな拍手を浴びた。アンコール曲も日本語で紹介して、「バッハ:主よ、人の望みの喜びよ」を演奏。
ホールが聴衆で埋まるのは嬉しい。気分が高揚して音楽を楽しめ、帰路に着く足も軽くなる。
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

fsuterry

Author:fsuterry
年間60回以上札幌コンサートホールKitaraに通うクラシック音楽ファン。クラシック全般に関心があるがオーケストラ・ピアノ曲が特に好きである。 

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
最新コメント
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。