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エッシェンバッハ指揮 N響“第9”演奏会

Eテレで今迄気づいていていなかった大晦日恒例の『N響の第9』を聴いた。指揮がエッシェンバッハだったことと年末のテレビ番組が興味の湧くものが他に無かったからである。もちろん、一年の最後を「第九」で終えようと思ったからでもある。

エッシェンバッハをライヴで初めて聴いたのが1991年。1990年にスタートしたPacific Music Festival(PMF)がバーンスタインの急逝でウィ-ン・フィルのメンバーを中心として引き継ぐこととなった。芸術監督にマイケル・ティルソン・トーマス(ロンドン響首席指揮者)とクリストフ・エッシェンバッハ(ヒューストン響音楽監督)が就任した。この年に《ヒューストン交響楽団演奏会》で初めてエッシェンバッハの指揮ぶりを見た(*バーンスタイン:交響曲第1番「エレミア」を聴いたことになっているが、歌手のルートヴィヒが出演したのは記憶している)。彼はM・T.・トーマスと共に芸術監督を長く務めた。93、94、96、97,98年とPMFで活躍して、2000年5月にはハンブルク北ドイツ放送響(現NDRエルブ・フィルハーモニー管)を率いてKitaraに来演し「シューマン:交響曲2番」を演奏。09年のPMF20周年にバーンスタイン思い出の「シューマン:交響曲第2番」でPMFオーケストラを指揮したのは今なお印象深い。エッシェンバッハは世界のメジャーオーケストラのパリ管やフィラデルフィア管の音楽監督を務めたが、10年に要職を辞した。ワシントン・ナショナル響の音楽監督に就任していたが、現在はたぶん自由な立場でタクトを振っているのではないだろうか。

エッシェンバッハは昨年11月にN響に客演してブラームスの全交響曲を指揮した。N響客演コンサートマスターに就任したキュッヒルが出演した演奏会でもあったので、12月3日の〈クラシック音楽館〉で「ブラームス:交響曲第4番・第1番」を聴いて、ドイツの香りを満喫した。
この時に年末の〈N響第9〉の情報を得た。年末の〈N響第9〉は22、23.24、26日の4日間がNHKホール、27日は特別プログラムも含めてサントーリーホールが会場で計5回も公演が行われた。指揮者、オーケストラ楽団員、合唱団員、ソリストたちは大変なエネルギーを使って強行日程をこなした。

大晦日のEテレ番組で【N響“第9”演奏会】が録画中継された(*22日公演)。
指揮/クリストフ・エッシェンバッハ   管弦楽/NHK交響楽団
ソリスト/市原 愛(S)、加納悦子(Ms)、福井 敬(T)、 甲斐栄次郎(Br)
合唱/東京オペラシンガーズ

演奏前にエッシェンバッハは「第9」へのパッションを熱く語った。リハーサルで指揮者が話す内容を楽団員が直ぐに理解して、曲の演奏に臨んでくれるので、彼はオーケストラが紡ぐハーモニーに満足そうであった。オーケストラのレヴェルの高さは世界のトップクラスにあると話した。日本人が考えている以上に、現在の日本のオーケストラのレヴェルは世界のトップクラスの水準にあると言われている。特にN響はパーヴォ・ヤルヴィも世界のトップテンに入るオーケストラと認識しているようである。

エッシェンバッハは「第9」を幻想的な音楽と位置づけ、第3楽章は正に「天使の音楽」と捉えて指揮に当たった。エッシェンバッハはピアニストして常に歌うような演奏を心がけていたこともあり、指揮においてもオーケストラを歌わせるのが巧みなようである。特に第4楽章では指揮者、オーケストララ、ソリスト、合唱が一体となった音楽であった。
指揮者の放つオーラはやはり凄いもので、創り出される音楽はドイツ音楽の色彩がいちだんと濃厚になって響き渡った。ドイツ音楽の大きさを改めて感じた。

短期間に連続して5回も同じ曲を演奏する場合には、全く同じ演奏にはならないのではないかと思う。基本的には同じ調べでも、演奏に少々の違いが出てくる方が自然なのではないだろうか。機械とは違うのだから、人間が演奏する味が出てきて当然だと思う。指揮者も全く同じ演奏になっていないと想像するが、果たしてどうなのだろう?
同じ「第9」でも年末と他の時期では気分が違うのは当たり前になっている。
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Author:fsuterry
年間60回以上札幌コンサートホールKitaraに通うクラシック音楽ファン。クラシック全般に関心があるがオーケストラ・ピアノ曲が特に好きである。 

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