FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

札響の第9(2017) 広上淳一

「第九」は年末に聴いて、年度の締めにしたいという気持ちを未だに拭えない。以前は札響でも文字通り年末に「第9」を演奏していた。いろいろ事情があって、近年は12月でも10日と20日の間である。上旬では気分が乗らなくて鑑賞しない年もあった。今年はどうしようかと思っていたが、ソリストの中村恵里と甲斐栄次郎に魅力を感じてチケットを購入した。

2017年12月16日(土) 14:00開演  札幌コンサートホールKitara大ホール

指揮/広上 淳一
独唱/ 中村 恵理(ソプラノ)、中島 郁子(メゾソプラノ)
    吉田 博之(テノール)、甲斐 栄次郎(バリトン)
合唱/札響合唱団、札幌放送合唱団、札幌大谷大学合唱団
合唱指揮/長内 勲
管弦楽/ 札幌交響楽団

〈Program〉
 モーツァルト:交響曲第9番 ハ長調 K.73
 ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 op.125「合唱付き」

めったに演奏される機会のないモーツァルトの「第9番」はCDで予め聴いてみたが、メロディは印象に残らない。13歳の頃に書かれた、アレグロ、アンダンテ、メヌエット、アレグロから成る4楽章構成。
10分強の演奏の後で直ぐ、休憩。無理して小品を加える必要はないという感じがしている。指揮者はそれなりに工夫して、アイデアを出しているようである。今回はある意味で、面白い選曲であるが、「第九」だけで十分という思いは消えない。

「第九」については改めて書くまでもない。芸術のすべてが盛り込まれたような曲はベートーヴェンの集大成となり、彼は交響曲に合唱が組み込まれる先駆者となった。第1楽章から第3楽章までも素晴らしいが、圧巻は何と言っても第4楽章。

中村恵理は16年にKitaraでリサイタル、甲斐栄次郎は15年の〈札響の第9〉に出演して彼らの歌声を聴くのは2回目だった。甲斐はウィーン国立歌劇場の専属ソリスト歌手を10年間、中村はバイエルン国立歌劇場の専属ソリスト歌手を6年間務めて、それぞれ本拠地を日本に移した。中島、吉田の名は耳にしたように思うが、オーケストラのソリストとして来演したことがあるかどうかの記憶は定かでない。日本の第一線で活躍するソロ歌手が出演し、合唱も札響合唱団およそ90名に加えて、約50名の応援を得て、140名ほどの編成。独唱と合唱が相まって、ベートーヴェン独特の迫力ある音楽がホール全体に広がった。

広上の個性的な指揮ぶりも9割以上の聴衆を集めた会場を拍手の渦に巻き込んだ。たぶん、明日も大観衆がKitara大ホールの客席を埋めるだろう。「第九」は日本人に最も好まれる交響曲として輝き続ける。


関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

fsuterry

Author:fsuterry
年間60回以上札幌コンサートホールKitaraに通うクラシック音楽ファン。クラシック全般に関心があるがオーケストラ・ピアノ曲が特に好きである。 

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
最新コメント
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。