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北海道教育大学岩見沢校音楽文化専攻 定期演奏会

北海道教育大学札幌分校に特設音楽課程が設置されていたが、改組して芸術課程が岩見沢校に集約されてから何十年にもなる。現在、道内で本格的に音楽を学べる国立大学は岩見沢校だけである。大学も改組を重ねて「芸術・スポーツ文化学科音楽文化専攻」の学生が今回の定期演奏会を開催した。以前から道教育大岩見沢校の定期演奏会はKitaraで開催されていたが、演奏会に出かけたのは昨日が初めてであった。

2017年12月13日(水) 18:30開演  札幌コンサートホールKitara大ホール
〈Program〉
 西村 朗:秘儀Ⅳ〈行進〉(吹奏楽) (指揮/渡部謙一)
 グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 作品16より 第2・3楽章(ピアノ/井内沙織)
 ヴォーン・ウイリアムズ:テューバ協奏曲より 第1楽章(テューバ/鈴木瞬弥)
 高田三郎:水のいのち(合唱)  (指揮:阿部博光)
 チャイコフスキー:弦楽セレナーデ ハ短調 作品48より 第1・4楽章
 尾高尚忠:フルート協奏曲 作品30bより 第1楽章(フルート/佐川彩名)
 レスピーギ:交響詩「ローマの祭り」

芸術・スポーツ文化学科音楽文化専攻の学生出演者180名、賛助出演者11名、教員4名。

以前にN響アワーの司会者を務めた作曲家による「秘儀Ⅲ」は2015年吹奏楽コンクールの課題曲だったそうで、「秘儀Ⅳ」は70名以上の編成。木管・金管楽器の多さに度肝を抜かれた感じがした。久しぶりに聴く吹奏楽の迫力を味わった。

吹奏楽、合唱、弦楽アンサンブル、ソロ、オーケストラと演目が多種にわたった。ソロはオーディションで選ばれた3名のステージ。全楽章を演奏できないのは時間配分の関係で止むを得ない事情と判断した。ピアノ曲は余りにも有名で聴く機会が多いが、立派な演奏だった。テューバの曲は5年前の札響名曲シリーズで札響テューバ奏者の玉木亮一が吹いた曲だが、テューバ独特の音色を興味深く聴いた。マエストロ尾高の父が書いた名曲は4年前の札響夏の特別演奏会で札響フルート首席の高橋聖純が演奏した。それ以来の2度目になるが、最後まで聴いて見たいと思うくらいの素晴らしい演奏で会場からも歓声が上がった。

ヴァイオリン、チェロに大学の先生も入り、ヴィオラには札響首席の廣狩亮の姿もあった。弦楽器の各パートの指導も兼ねていたのかもしれない。札幌音楽家協議会のメンバーも賛助出演していたが、弦楽アンサンブルは見事な演奏ぶりで、一段とレヴェルの上がった曲として楽しめた。

曲目ごとにステージの椅子の配置換えで、十数名の学生がきびきびと要領よく良く動き回って、準備する様子には感心させられた。将来、プロの仕事に就く場合にも役立つことであると思うが、裏方役を見事に果たしていた。

最初の3曲とオーケストラが伴奏する合唱を含めて4つのプログラムの指揮は担当が分かれた。2人とも大学の教員で、阿部博光は小編成のオーケストラで指揮をする場面を何度か観ているが、大編成のオーケストラの指揮はやはり一段と体の使い方が違って大きな指揮ぶりになっていた。

レスピーギはロシアでR.コルサコフから個人レッスンと受けた影響もあってか、オーケストレーションが凄く巧みで豪快な曲を書いた。《ローマ三部作》が最も有名であるが、三部作の中で「ローマの松」の演奏機会が多い。打楽器奏者が10名など多数の管楽器奏者も必要となり、普通の演奏会では「ローマの祭り」が演奏される機会は限られる。そういう意味でも、今回の曲目は多くの学生が出演可能でコンサートの最後を飾るに相応しい曲であった。

やはり音楽専攻の大学生のコンサートは演奏レヴェルが高い。来年も都合をつけて聴いてみようと思う演奏会であった。
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Author:fsuterry
年間60回以上札幌コンサートホールKitaraに通うクラシック音楽ファン。クラシック全般に関心があるがオーケストラ・ピアノ曲が特に好きである。 

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