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宮崎陽江 室内楽の調べ 《ヴィルトゥオーゾ シューベルト》

今まで『ヴァイオリンの夕べ』、『ヴァイオリン協奏曲の夕べ』を開いてきた宮崎陽江が今年は『室内楽の調べ」。近年は日本での定期的に開催されるコンサートが高い評価を受け、音楽の友誌でも注目されているヴァイオリニスト。外国に本拠地を置いて活動している音楽家は、日本で知名度を上げるには時間がかかる。半面、今回のように外国の音楽仲間と日本で共演する機会も生まれやすい。ヨーロッパと日本の音楽仲間との共演が実現した室内楽コンサート。シューベルトに焦点を絞ったオール・シューベルト・プログラム。

2017年11月23日(木・祝) 14:00開演  札幌コンサートホールKitara小ホール
〈Artists) 
 宮崎陽江(ヴァイオリン)、マルコ・グリサンティ(ピアノ)、ハンス=クリスチャン・サルノー(ヴィオラ)、コンスタンティン・ネゴイタ(チェロ)、飯田啓典(コントラバス)
〈Program〉
 シューベルト:華麗なるロンド ロ短調 作品70 D.895(vn,pf)
 エルンスト:シューベルトの《魔王》による大奇想曲 ト短調 作品26(vn solo)
 シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 作品162 D.574(vn,pf)
 シューベルト:ピアノ五重奏曲 イ長調 作品114 D.667「鱒」

シューベルトのヴァイオリン曲は全然知らなくて、「ソナチネ ト短調 op.137」(ズーカーマン&バレンボイム)の短い作品だけCDが手元にあった。「華麗なるロンド」は昨年、内田光子とマーラー・チェンバーオーケストラのコンマスとのデュオで聴いて素晴らしい曲という印象を持っていた。単一楽章の長大な曲。ヴァイオリンの技巧が発揮され、ピアノとの対話は聴きごたえがあった。

歌曲王シューベルトが遺した数々の名高いリートは多くの作曲家によって様々な編曲が生まれている。エルンストの曲は先日の服部百音の演奏会で耳にしたばかりで、超絶技巧が必要な無伴奏のヴァイオリン曲。

シューベルトの4楽章構成のヴァイオリン・ソナタは今までに聴いた記憶がないくらいの新鮮な曲。シューベルト特有の歌謡性に富み、明るい調べで親しみやすい曲になっていた。

後半の「ピアノ五重奏曲」は何十年も前から聴き親しんだメロディ。今年の秋にウィ-ン室内管の演奏でも楽しんだが、今回は前半と対照的な楽器編成で、演奏に変化があって良かった。通常のピアノ五重奏曲とは違って、コントラバス(札響副首席奏者)が入り、各楽器の特徴が楽しめた。40分程度の長大な曲も短く感じるほどで、特に弦楽器のみの合奏で始まる第4楽章は歌曲「ます」の主題と変奏が続く楽章で良かった。
札響奏者とは限られた時間内でのリハーサルで本番に臨んだと思われるが、演奏終了後にお互いの健闘を称えあう姿も好印象であった。

アンコール曲は「クライスラー:愛の悲しみ」(ピアノ五重奏曲版)。
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Author:fsuterry
年間60回以上札幌コンサートホールKitaraに通うクラシック音楽ファン。クラシック全般に関心があるがオーケストラ・ピアノ曲が特に好きである。 

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