時計台(旧札幌農学校演武場)にクラーク像の設置

昨日10月10日の午後は時計台ボランティアの活動日になっていた。今月に時計台に新しくクラーク像が設置されることは事前に承知していた。詳しい情報は得ていなかったが、屋外でなくて屋内に設置される方が好ましいと思っていた。午後2時過ぎに銅像が運び込まれ2階の演武場に設置される作業が始まった。クラーク博士の座像は岩倉具視が揮毫した「演武場」の書の真下のステージ上に設置された。除幕式は10月16日午前10時から行われて、一般公開が始まる。身の丈182㎝の腰を下ろして座した像は長椅子に固定され観光客が2・3人は同じ椅子に座って記念写真を撮れる配慮もなされている。
その時間に会場にいた数名の来館者は設置の様子を見守って、一足先に立派な坐像を目にできて喜んでいた。私も丁度いいタイミングでその場に居合わせて運が良かった。

クラーク胸像は北海道大学構内の古河記念講堂前に設置されている(1926年、大正15年建立)。戦後、観光客が押し寄せて、北大構内へのバス立ち入り禁止となった。そのため、新たに観光バスが立ち寄れるクラーク像の設置が検討され、1976年アメリカ合衆国建国200周年、クラーク来道100周年の折、羊ヶ丘展望台にクラーク全身像(*正式名は「丘の上のクラーク」)が設置された。
この他にもクラークの胸像は大学の本部やクラーク会館などを含めて何か所かに保管されているようである。

観光客が目にするクラーク像は上記の2つであったが、今回、椅子に座った全身像が時計台内に設置され、市内の便利な場所でもあり来館者が増えることが期待される。札幌市民もこの機会に農学校の歴史と時計台の歩みを詳しく知るチャンスでもある。札幌が誇る農学校と時計台の歴史を再確認してほしいと願う。

※午後の活動が始まって直ぐ、台湾から2名の若者が2年ぶりに時計台を再訪してくれた。多分、2年前に時計台ボランティアと一緒に撮った写真を私に見せて、“この人を知りませんか?”と尋ねてきた。写真の日本人は毎週1回は活動している年輩のボランティアだった。スケジュール表で確認して、“明日の午前9時~12時半まで時計台の当番になっています”と教えてあげると、“明日、また来ます”と言った。前回の対応に感謝して再訪してくれたのだろうが、外国からわざわざ2度目の時計台の訪問はなかなかできないことである。私もすっかり感動して、話も弾んで約20分ほどの紙芝居を上演してあげた。多分、前回とはまた違った角度から、改めて演武場と時計台の情報を新たにしてくれた様子であった。ボランティアが作った紙芝居に感心して楽しんでもらった。帰りに私を入れて記念写真を撮っていった。時計台の事務所の人にも連絡しておいたが、今日の午前中に再会していることだろう。人と人の出会いで、こんなめぐり合いもあることの素晴らしさを味わった。

※札幌農学校演武場は1878年10月16日開業なので、除幕式はその記念日に合わせた。
クラーク博士はホイラー、ペンハローと共に1876年6月29日横浜到着。同年7月31日、東京で試験を受けた13人の生徒と一緒に札幌到着。同年8月14日、札幌学校農学専門科開業式を北講堂で実施。(札幌農学校と改称されたのは同年9月8日。北海道大学
は8月14日を創立記念日としている。) 
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年間60回以上札幌コンサートホールKitaraに通うクラシック音楽ファン。クラシック全般に関心があるがオーケストラ・ピアノ曲が特に好きである。 

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