ラトル指揮ベルリン・フィルによるフランス音楽

先日ドイツから郵便小包が届いた。ベルリン・フィルの《デジタル・コンサートホール》特典2枚組DVDが送られてきた。サー・サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のフランス音楽である。
一昨年から《デジタル・コンサートホール》は無料視聴放送を聴いて興味を持った。高品質のヘッドフォンを予め用意したかったり、聴く時間が十分にないこともあって契約には躊躇していた。その後、一年が経過していた。2週間ほど前に発注していたDVDがチケットと共に手元に届いた。

ベルリン・フィルのCDは何十枚も所有しているが、ベルリン・フィルの演奏を生で聴いたのは2004年11月だけである。サイモン・ラトルが2002年に芸術監督に就任してからの初来日であった。最初の日本ツアーは札幌、岡山、金沢、川崎、東京(オペラを含む6公演)。当時からフランス音楽に力を入れていたのか札幌公演のプログラムは「ドビュッシー:海」、「ラヴェル:ダフニスとクロエ 第2組曲」と「リンドベルイ:オーラ」。(*当日のチケット代は42.000円+郵送料600円の高額で座席も自分で選べなく心から楽しめる演奏会にはならなかった苦い思い出のコンサート。満席でもチケット代だけではペイしないという話を当時から耳にしていた。)

サイモン・ラトル2004年 来日記念盤“THE PREMIUM”がリリースしされ9人の作曲家の作品12曲が収録されている。指揮者のCDにしては珍しく曲の一部だけの作品もあって物足りなくて聴く機会は少ない。

【DVDの収録曲】
 DVD1(99分) ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲、ラヴェル:ダフニスとクロエ 第2組曲、ルーセル:蜘蛛の饗宴、ドビュッシー:海、ブーレーズ:ノタシオン   DVD2(99分) ドビュッシー:イベリア、 フォーレ:ペレアスとメリザンド、 ベルリオーズ:幻想交響曲

2日間かけてフランス音楽を堪能した。ルーセル、ブーレーズの曲は初めて耳にした。フォーレの美しい調べに酔いしれた。ベルリン・フィルハーモニーにおける2009~16年のライブ録音。樫本大進、アンドレアス・ブラウ、エマニュエル・パユ、ジョナサン・ケリー、アルブレヒト・マイヤー、サラ・ウィリス、タマーシュ・ヴェレンツェイ、ライナー・ゼーガスなどPMFでおなじみの顔ぶれも見れて親しみが深まった。イングリッシュ・ホルンのドミニク・ヴォレンヴェーバーは久しぶりに見る美男子姿。「幻想交響曲」では惚れ惚れする旋律を奏でた。弦楽器奏者の中にもやがて顔がわかる奏者も出てくるだろう。楽しみである。(*チェロのクヴァントの姿がチョット目に入った。)

映像を通して聴く音楽は見る楽しさも加わる。

※7:30pmから2時間、BSフジで《ベルリン・フィル ドキュメント&第九演奏会》のテレビ番組を偶然見つけて観た。ベルリン・フィルのメンバーがラトルの要求を受けてベートーヴェンの交響曲に今までと違った新しい角度から挑戦する音楽つくりが理解できて刺激的で面白かった。番組中で、「第1番」「第3番」に対するラトルの解釈も説得力があった。
番組の最後に2015年10月のラトル指揮ベルリン・フィルの「第九」演奏会の模様が録画中継された。民放なので楽章間にコマーシャルが入って流れが途切れたのが残念だった。
日本で聴く「第九」とは違う印象を受けた。合唱団は約60名。最近は150名ほどの大合唱団で歌う「第九」は特別なのかとふと思った。とにかく年末に良いタイミングで思いがけずに「第九」が聴けた。
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Author:fsuterry
年間60回以上札幌コンサートホールKitaraに通うクラシック音楽ファン。クラシック全般に関心があるがオーケストラ・ピアノ曲が特に好きである。 

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