クァルテット・エクセルシオ 第9回札幌定期演奏会

Quartet Excelsiorは2008年以来、札幌で定期的に演奏会を開催するようになった。前回は第1ヴァイオリンの西野の休演のため弦楽三重奏団としての演奏会となった。ただし、近藤嘉宏をゲストに迎えてピアノ四重奏曲が聴けて良かった。
今年は西野も復帰して、結成23目の活動でサントリーホールではベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲演奏を完遂し、ドイツ公演も大成功だったという。ドイツの音楽祭には20名ものファンが同行したというから凄い。

2016年11月22日(火) 19時開演  札幌コンサートホールKitara小ホール

〈出演〉 ヴァイオリン/ 西野ゆか、 山田百子
      ヴィオラ/ 吉田有紀子、  チェロ/ 大友 肇
〈Program〉
 ハイドン:弦楽四重奏曲 第81番 ト長調 作品77-1
 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第11番 「セリオーソ」 作品95
 メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲 第5番 変ホ長調 作品44-3

ハイドンは生涯で全68曲の弦楽四重奏曲を残した。「皇帝」が有名でCDでも所有している。ハイドンの作品はPMFでウィ―ン・フィル弦楽四重奏団が演奏会に取り上げることが多い。今年のPMFでも「ハイドン:弦楽四重奏曲 作品77-2 “雲がゆくまで待とう”」が演奏された。
ハイドンの曲は明るい曲が多い。この曲も明るい行進曲で幕を開け、ハンガリーの流行歌やクロアチア民謡も用いられていると解説には書かれていた。第1ヴァイオリンの活躍が目立った。

ベート―ヴェンの弦楽四重奏曲は演奏会で聴く機会が断然多い。全17曲の中でアルバン・ベルク四重奏団、スメタナ四重奏団のCDを多く所有している。タイトルのある曲は聴きやすく、特に「セリオーソ」は第4楽章のメロディが親しみやすい。20分程度の曲で気軽に聴くには長さも適当である。ハイドンとは曲の重みが全然違う。ベートーヴェンの内なる声が聞こえる。

メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲を聴くことはめったにない。そういう意味ではいろいろな作曲家の曲を耳にする良い機会となった。彼の2つの交響曲やヴァイオリン協奏曲は充分に親しんでいる。室内楽曲でチェロソナタ第2番はマイスキー演奏のCDがあって心地よく聴ける。ロマン派の大作曲家としては特定の曲以外はあまり演奏会で取り上げられていないかなとふと思った。

クァルテットの定期演奏会を毎回多くの聴衆に聴いてもらうのはやはり難しいのだなと感じた。もう少し客が入ってくれればもっと盛り上がる気がした。
北星学園大学、同短期大学の学生たちの姿が多くみられた。クァルテット・エクセルシオはNPO法人を目指してアウトリーチ活動も行って室内楽文化の普及振興にも努めているそうである。

アンコール曲は「シューマン:トロイメライ」(弦楽四重奏版)

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Author:fsuterry
年間60回以上札幌コンサートホールKitaraに通うクラシック音楽ファン。クラシック全般に関心があるがオーケストラ・ピアノ曲が特に好きである。 

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