玉置浩二 プレミアム・シンフォニック・コンサート 札幌公演

旭川出身の歌手、玉置浩二が札響と共演したニュースを耳にしていた。本人が“両親も演奏会に来て喜んでくれて一番の親孝行になった”という話をたまたま小耳にはさんでいた。
先月、妻の誕生日が近づいた時に東京に住む娘が“母の誕生日祝いと父の日の祝いを兼ねて両親に玉置浩二のコンサートのチケットをプレゼントしたい”という申し出があった。娘は旭川で生まれ、歌手と同じ中学出身ということもあり玉置のファンで東京でのコンサートを楽しんだようであった。私はクラシック音楽の大ファンであり、音楽は何でも好きな方である。ただし、クラシック以外のジャンルのコンサートに出かけることはめったにない。高額な料金を払ってまで鑑賞はしないポピュラーコンサートではあるが、娘のプレゼントを喜んで受けた。

KOJI TAMAKI Premium Symphonic Concert
~21st Century Renaissance~

2016年7月14日(木) 19:00開演  ニトリ文化ホール(札幌芸術文化の館)

指揮/ 柳澤 寿男(Toshio Yanagisawa)   管弦楽/ 札幌交響楽団

柳澤という名の指揮者はコソボ紛争後に旧ユーゴスラヴィアを中心に活躍している日本人として知られている。コソボ・フィルの首席指揮者、バルカン室内管弦楽団音楽監督として戦場となったサラエボの地に音楽を響かせている日本人指揮者。彼の著書「歓喜の歌」に共鳴した玉置浩二が日本公演のオープニングテーマとして書き下ろした旋律でコンサートが始まった。

管弦楽曲「歓喜の歌」(*新制作オーケストラ作品)に続いて、オーケストラをバックに玉置浩二の演唱が前半は9曲。
「雨」、「恋の予感」、「あなたに」、「ロマン」、「SOS」、「キラキラニコニコ」、「MR. LONELY~メロディ」、「Friend」。

比較的に落ち着いた静かな曲で始まったコンサート。玉置は恋心を切なく歌上げた。厚みのある艶やかな歌声は聴衆を魅了した。歌詞が明瞭で聞き取りやすく聴く者の心に届く歌唱は素晴らしかった。恋多き男が語る言葉を聞くと女性は恋に落ちてしまうと思えるような歌。恋をし続けている男の人生が嘘っぽくなく心に届くのは不思議であり魔力のようである。

後半は管弦楽曲「ブラームス:ハンガリー舞曲第5番」の演奏で始まり、玉置の演唱曲は9曲。
「いつの日も」、「GOLD」、「To me」、「それ以外に何がある」、「行かないで」に続けて3曲「ワインレッドの心~じれったい~悲しみにさよなら」。最後の曲は「夜想」。


歌われた曲はほぼ玉置が好んでいると思われる旋律で心に届くものばかり。聴かせどころを心得た歌唱。予め知っていた曲のタイトルは「ワインレッドの心」だけだった。聴き終わって「悲しみよさよなら」も聞いたことのあるメロディだと思った。

1・2階の客席をギッシリ埋めた聴衆の大歓声は凄かった。特に演奏終了後にアンコールを求めてのスタンディング・オヴェイションはKitaraではめったに目にしない光景だった。立ち上がる人の数が半端でなかった。アンコールに演奏された「ベートーヴェン:田園」の管弦楽曲の旋律に続いて、玉置が彼独自の日本語の歌詞をのせて歌った。最後には殆ど全員が立ち上がって割れんばかりの大歓声に包まれるなかでコンサートは無事終了。コンサートに酔いしれている客が沢山いた。私自身も普段とは違った音楽に触れる時間を楽しんだ。最後の場面には少々抵抗はあったが、、、(座っているとステージが見えなくて最後には立ち上がった。)

※2015年に始まった玉置がオーケストラと共演するコンサートは今年は既に東京、大阪、京都、大宮で開催され、福岡、熊本、横浜でも予定されている。来年度以降も人気のコンサートとして定着するかもしれないと思った。
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Author:fsuterry
年間60回以上札幌コンサートホールKitaraに通うクラシック音楽ファン。クラシック全般に関心があるがオーケストラ・ピアノ曲が特に好きである。 

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