カセットテープで聴く音楽で過去の思い出が蘇る

今日、家でクラシック音楽を聴くのはCDかEテレを通してである。ラジオやSP・EPレコードで聴き親しんだのは5・60年前のひと昔になる。LPレコードを定期的に購入したのが40年前であるが、日常的に習慣化して聴けるようになったのは20年くらい前からである。通勤途中のカーステレオで聴くためにカセット・テープを数本購入して、「ヴィヴァルディ:四季」や「ショパン:ピアノ協奏曲」などを聞き流していた時期もあった。70年代にLPは60枚以上購入していた。ウォ―クマンの普及で90年代にはカセットで「ホームクラシック名曲集」、「珠玉のピアノ名曲集」などを買い求めて気軽に聞く習慣をつけた。BGMのようなつもりで聞いていて耳に残る名曲が数多かった。CDを本格的に買うようになったのは1999年以降のことである。

数年前にカセットも使えるミニ・コンポが故障してからはCD専用のプレーヤーだけになってしまっていた。カセットにはCDで求めるのが難しい小品が結構多く収録されている。今年はカセットテープを聴く機会を増やすために1月にコンパクトラジカセを購入した。Kitaraに出かける機会が激減した2月から3ヶ月余りの期間でかなり集中的にカセットで名曲を聴いている。
今まで結構聞き流していた曲に耳を澄ますと新鮮に聞こえる。メロディは何となく耳にしていても作曲家の名をはっきり覚えていないような曲もある。イヴァノヴィッチ、モンボウ、リヒナーなどの名はすっかり忘れていた。羽田健太郎が解説した初心者向けの《ピアノフォルテ全10巻》は名演奏家による7・80年代の録音でCDより音はクリアでないが違った角度から楽しめる。30名以上のピアニストの中で半分くらいの演奏家の名は知らなかったが、アシュケナージ、アラウ、アルゲリッチ、ケンプ、コチシュ、チッコリーニ、バックハウス、ピリス、ブーニン、プレヴィン、ブレンデル、ベロフ、ラローチャ、ルイサダ、ロジェ、ワイセンベルク、ラベック姉妹などの著名なピアニストによる演奏はレヴェルが高いのではないかと感じた。Kitaraに出演したアーティストによる演奏はより身近に楽しめる気分になる。
ラベック姉妹は1970年代に旭川公会堂におけるコンサートで聴いたピアノ・デュオ。NHKクラシック音楽館で姉のカティアか妹のマリエルのどちらかがデュトワ指揮N響と共演していた様子を見て懐かしい想いに浸ったのは昨年のこと。今回も40年以上も前の状況を再び思い浮かべる機会となった。

今回改めてカセットを聴いてみて気が付いたことがある。チャイコフスキー作曲の「四季」は今までアンコール曲として数度聴いた曲。タイトルから4曲程度の組曲かなと思っていた。カセットに収録されていた曲は2曲。「謝肉祭」と「舟歌」はシューマンやショパンと紛らわしいタイトル。それぞれ「四季」より2月と6月。1月から12月までのロシアの詩を基に作った12曲から成る作品という。「舟歌 ト短調」は耳慣れたメロディでアンコール曲として弾かれた曲だと思う。2曲の演奏者ブリジット・エンゲラーは1990年のベルリン・フィル創立100周年記念演奏会にフランスからただ一人招かれ、ロストロポーヴィチや小澤征爾と共演して話題となったそうである。
近いうちにこの組曲のCDがタワーレコードで見つかれば手に入れたいと思う。

※昨日から時計台のボランティア活動を始めた。明日も含めて今月は時計台での活動を6回行なうことにした。Kitaraのコンサートには11日からスタートして5月は7回、6月は8回、7月は9回を予定している。整形外科病院でのリハビリもそろそろ終え体調を整えて予定通りに事が運ぶことを望んでいる。
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Author:fsuterry
年間60回以上札幌コンサートホールKitaraに通うクラシック音楽ファン。クラシック全般に関心があるがオーケストラ・ピアノ曲が特に好きである。 

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