Kitaraランチタイムコンサート 《モーツァルトはお好き?Ⅲ》

サッカー男子の五輪アジア最終予選を兼ねたアジア選手権がドーハで行なわれている。昨夜遅くに始まった準決勝のイラク戦で劇的な決勝ゴールが生まれた。時間は午前0時を過ぎていた。心地よい眠りにつけると思ったが興奮していたのか、なかなか寝付けなかった。1993年の「ドーハの悲劇」と呼ばれる出来事は当時修学旅行の生徒引率で上野行きの夜行列車の中で耳にした。それから23年も経過したが、“悲劇”が起きた相手国がイラクだったので今回は因縁のようなものを感じた。1月27日は忘れられない日になった。

1月27日はヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの誕生日。その日を記念して午後にKitaraランチタイムコンサートが開催された。2年前の2014年1月28日に開かれた《モーツァルトはお好き?Ⅱ》に続いての札幌音楽家協議会室内オーケストラによるコンサート。
前回と同じくオール・モーツァルト・プログラムで指揮は阿部博光。

2016年1月27日(水) 13:00開演  札幌コンサートホールKitara小ホール

〈PROGRAM〉
  セレナード 第6番 「セレナータ・ノットゥルナ」 K.239
   ピアノと管弦楽のためのロンド K.382 (ピアノ:森吉 亮江)    
  交響曲第38番 ニ長調 「プラハ」 K.504

コンサートは八木幸三先生の司会進行で始まった。彼は札幌在住の作曲家で音楽評論家。札幌では演奏会のプレ・トークなどで活躍している。Kitara主催のコンサートではモーツァルトの服装でステージに登場して、巧みな話術で楽しいコンサートの雰囲気を作り出す。モーツァルト姿も似合っていて本人はモーツァルトになりきっている。今日は彼の260回目の誕生日。ホールの客席の9割を埋めた聴衆も今日が彼の誕生日と聞いて印象づけられた様子だった。

「セレナータ・ノットゥルナ」は3楽章構成。弦楽合奏にティンパニが加わった曲。モーツァルトがティンパニを使って新機軸を打ち出そうとしたのだろうと思った。ただ、聴きなれていないせいかティンパニの音が強すぎて曲の良さが伝わってこなかった。イタリア語で“ノットゥルナ”はフランス語の“ノクターン”に当たる言葉だそうである。夜想曲の感じはしなかった。

2曲目から指揮者も登場。管楽器奏者も加わった。ウイーンに移住したモーツァルトは得意のピアノ作品を書きながら予約音楽会などを開いて自活の道を切り開いた。この曲のCDは持っていないが、ロンド風な性格を示す陽気な愛らしい主題と7つの変奏。ピアノの自由なカデンツァが経験豊富なピアニストによって奏でられた。

1787年1月に妻のコンスタンツェと共にプラハの音楽愛好家たちに招かれたモーツァルトは自作自演の演奏会のために前年に書いておいた交響曲を携えてプラハを訪れた。プラハで上演された「フィガロの結婚」が大評判だったのである。
「プラハ」と呼ばれるようになったこの曲には“メヌエット”が無く、3楽章構成なのも特徴となっている。オペラ「魔笛」、「フィガロの結婚」の旋律と似ているところもある。躍動感のある明朗快活な最終楽章が印象的で歓喜に満ちたフィナーレ。

前回同様に色とりどりのドレスで着飾った女性奏者たちが繰り広げる演奏会でどことなく華やかな雰囲気も漂っていた。オーケストラ編成は30名(男性奏者4名、女性奏者26名)。

今日は10日ほど前に鑑賞を決めたコンサートを気軽に楽しめた。演奏会後のホワイエでボランティアで知り合った友人と出会い、その後、Kitaraテラスレストランで一緒にデザートを食べながら会話を楽しんだ。久しぶりの懐かしい出会いが交流を深める機会となってとても充実した時間を過ごせた。
帰宅途中でタワーレコ‐ドに立ち寄って、たまたま梯剛之が演奏するモーツァルトのピアノ・ソナタのCDが目に入って購入した。体調が良くなって、行動に広がりが出てきたのを喜んでいる。

 
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Author:fsuterry
年間60回以上札幌コンサートホールKitaraに通うクラシック音楽ファン。クラシック全般に関心があるがオーケストラ・ピアノ曲が特に好きである。 

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