2015年 私のコンサート・トップテン
札幌コンサートホールがこの1年間で4ヶ月間に亘って休館したり、個人的に1ヶ月以上の入院期間があったりして、例年と比べて満足のいくコンサート鑑賞が充分にはできなかった。今年はトップテンを選ぶのを躊躇っていたが、年末も押し迫ってから一応選んでみることにした。2015年1月~12月までの1年間で聴いたコンサートの回数は74回だった。今年は札幌交響楽団の定期公演が毎回のように指揮者・オーケストラ・聴衆が一体となる素晴らしい演奏会となって成功裏に開催された。結果的に札響のコンサートが5つを占めた。(今まではひとつに絞っていた。)
札幌交響楽団第577回定期演奏会 2月14日
~シベリウス生誕150年記念・シベリウス交響曲シリーズVol. 3~
指揮/ 尾高忠明
曲目/ シベリウス:交響曲第5番、第6番、第7番
タリス・スコラーズ ~キング・オブ・クワイアー~ 6月17日
~Kitaraリニューアルオープン記念~
曲目/ パレストリーナ:教皇マルチェルスのミサ曲
アレグリ:ミゼレーレ
ペルト:ヌンク・ディミッティス 他
札幌交響楽団第578回定期演奏会 6月20日
指揮/ ラドミル・エリシュカ
曲目/ ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調
NHK交響楽団演奏会 札幌公演 8月31日
指揮/ ヨーン・ストルゴーズ
曲目/ ベートーヴェン:「エグモント」序曲
ピアノ協奏曲第3番 ハ短調(ピアノ:アリス・紗良・オット)
交響曲第5番 ハ短調 「運命」
札幌交響楽団第580回定期演奏会 9月5日
指揮/ ハインツ・ホリガー
曲目/ フンメル:序奏、主題と変奏 へ長調(オーボエ:ハインツ・ホリガー)
シューベルト:アンダンテ ロ短調
交響曲第7番 ロ短調 「未完成」
バルトーク:管弦楽のための協奏曲
大森潤子ヴァイオリン・リサイタル 9月15日
曲目/ モーツァルト:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ K.301
フランク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
クライスラー:コレルリの主題による変奏曲
シューベルト(ウィルへルミ編):アヴェ・マリア
パガニーニ:ラ・カンパネラ
ヴィエニャフスキ:モスクワの思い出
フバイ:そよ風
ラヴェル:ツィガーヌ
小山実稚恵「音の旅」第20回 11月20日
曲目/ シューマン:花の曲
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲
オッコ・カム指揮ラハティ交響楽団 11月23日
曲目/ シベリウス:交響詩「フィンランディア」
ヴァイオリン協奏曲 ニ短調(ヴァイオリン独奏:神尾真由子)
交響曲第2番 ニ長調
札幌交響楽団第583回定期演奏会 11月28日
指揮/ ウラディーミル・アシュケナージ
曲目/ ベートーヴェン:バレエ「プロメテウスの創造物」序曲
モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番 ハ長調 K.503(ピアノ:河村尚子)
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番 ホ短調
札幌交響楽団第584回定期演奏会 12月12日
指揮/ マックス・ポンマー
曲目/ ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調(ピアノ:ゲルハルト・オピッツ)
ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調 「ロマンティック」
※2月のヤクブ・フルシャ指揮プラハ・フィル&ミッシャ・マイスキーの演奏会は会場が満席で盛り上がったが曲目が「モルダウ」、「ドヴォコン」、「新世界より」が全てではありきたり過ぎだった。外国のオーケストラで地方回りの公演は新鮮さに欠けるのはある程度やむを得ない。集客力を考慮に入れたプログラム作りは当然だろうが、今ひとつプログラムに工夫を望むところである。
ウィーン・フォルクス・オーパーやハリウッド・フェスティバル・オーケストラなど楽しい雰囲気のコンサートもあった。
7月に札幌駅近くに「六花亭ふきのとうホール」がオープンして質の良い室内楽ホールが出来たのが嬉しい。客席221の小ホールなので、ベストテンに上げるほどではなかったが、いずれも満足のいくコンサートだった。

~シベリウス生誕150年記念・シベリウス交響曲シリーズVol. 3~
指揮/ 尾高忠明
曲目/ シベリウス:交響曲第5番、第6番、第7番

~Kitaraリニューアルオープン記念~
曲目/ パレストリーナ:教皇マルチェルスのミサ曲
アレグリ:ミゼレーレ
ペルト:ヌンク・ディミッティス 他

指揮/ ラドミル・エリシュカ
曲目/ ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調

指揮/ ヨーン・ストルゴーズ
曲目/ ベートーヴェン:「エグモント」序曲
ピアノ協奏曲第3番 ハ短調(ピアノ:アリス・紗良・オット)
交響曲第5番 ハ短調 「運命」

指揮/ ハインツ・ホリガー
曲目/ フンメル:序奏、主題と変奏 へ長調(オーボエ:ハインツ・ホリガー)
シューベルト:アンダンテ ロ短調
交響曲第7番 ロ短調 「未完成」
バルトーク:管弦楽のための協奏曲

曲目/ モーツァルト:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ K.301
フランク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
クライスラー:コレルリの主題による変奏曲
シューベルト(ウィルへルミ編):アヴェ・マリア
パガニーニ:ラ・カンパネラ
ヴィエニャフスキ:モスクワの思い出
フバイ:そよ風
ラヴェル:ツィガーヌ

曲目/ シューマン:花の曲
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲

曲目/ シベリウス:交響詩「フィンランディア」
ヴァイオリン協奏曲 ニ短調(ヴァイオリン独奏:神尾真由子)
交響曲第2番 ニ長調

指揮/ ウラディーミル・アシュケナージ
曲目/ ベートーヴェン:バレエ「プロメテウスの創造物」序曲
モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番 ハ長調 K.503(ピアノ:河村尚子)
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番 ホ短調

指揮/ マックス・ポンマー
曲目/ ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調(ピアノ:ゲルハルト・オピッツ)
ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調 「ロマンティック」
※2月のヤクブ・フルシャ指揮プラハ・フィル&ミッシャ・マイスキーの演奏会は会場が満席で盛り上がったが曲目が「モルダウ」、「ドヴォコン」、「新世界より」が全てではありきたり過ぎだった。外国のオーケストラで地方回りの公演は新鮮さに欠けるのはある程度やむを得ない。集客力を考慮に入れたプログラム作りは当然だろうが、今ひとつプログラムに工夫を望むところである。
ウィーン・フォルクス・オーパーやハリウッド・フェスティバル・オーケストラなど楽しい雰囲気のコンサートもあった。
7月に札幌駅近くに「六花亭ふきのとうホール」がオープンして質の良い室内楽ホールが出来たのが嬉しい。客席221の小ホールなので、ベストテンに上げるほどではなかったが、いずれも満足のいくコンサートだった。
- 関連記事
-
- 2017年 私のコンサート・トップ10 (2017/12/28)
- N響ベストコンサート2016のアンケート投票で第1位デュトワ指揮《カルメン》 (2017/04/12)
- 2016年私のコンサート ベスト12 (2016/12/28)
- 2015年 私のコンサート・トップテン (2015/12/30)
- 2014年 私のコンサート トップテン (2014/12/30)
- 2013年 私のコンサート トップ・テン (2013/12/29)
- 42人の音楽評論家・記者が選んだ2012年のコンサート・ベストテン (2013/01/25)
- 2012年 私のコンサート トップ・テン (2012/12/28)
- 2012年のコンサートを振り返って (2012/12/17)
スポンサーサイト