ピクニックコンサート PMF2015

ピクニックコンサート
≪レナード・バーンスタイン・メモリアル・コンサート≫

GALA コンサートとピクニックコンサートを2日続けて鑑賞するのは昨年に続いて2度目である。指揮者に魅せられているのと、好天気の下で野外コンサートを楽しめるのは特別なものがあるからである。

2015年8月2日(日) 12:00正午~   札幌芸術の森野外ステージ

会場までの交通渋滞で第1部の開始時刻に間に合わずに12時半過ぎから鑑賞。第Ⅰ部は前日といくつか違ったプログラムが入ったが、第2部は全く同じプログラム。
 
室内楽の演目が前日より増えた。前日の「プーランク:六重奏曲」、「モーツァルト:ディヴェルティメント第17番」の他に演奏された曲目は「シューベルト:ピアノ五重奏曲 “ます”から第4、5楽章」、「マルティーヌ:九重奏曲」、と「トランペット四重奏曲(*作曲者?)」。
前日の「PMFヴォーカル・アカデミー・メンバーによるオペラアリア」の他に「ヴェルディ:歌劇《リゴレット》から四重唱“美しい恋の乙女よ”ほかが歌われた。オペラの実演でないと聴く機会が極めて稀な四重唱は観客にはとても受けたプログラム。
ガラ・コンサートで歌われた独唱曲が入場時に「本日のプログラム」として曲目が載っていた。
天羽はオペラのテーマの99%は「恋」と語って、歌劇「リゴレット」のあらすじを4人の出演者の役どころに絞って巧みに説明した。四重唱の鑑賞に役立つ解説は観客の興味を惹きつけてステージの演唱を面白くした。

前半の最後のプログラム「PMF賛歌」の合唱は約50名の祝祭合唱団と椅子席・芝生席を埋めた数千人の観客が比較的まとまった印象で昨年より盛り上がった感じ。Kitaraと野外ステージでは鑑賞態度や会場の雰囲気も違うが、とにかく司会者・指導者の天羽も今日の「賛歌」の方でより充実感を味わったように思えた。
ゲルギエフが黑のTシャツ姿でステージに登場した時の観客の囃し立て(たぶん教授陣?)や拍手喝采は彼の人気ぶりを表していた。
昨年ほどの猛暑ではなかったが、今年も好天に恵まれて来場者も多くて、森の会場の周囲には各々の家族が用意した色鮮やかなテントがビッシリと張られていた。ステージに登場する出演者も揃いの黒のTシャツを着用してリラックスした雰囲気。

第2部のプログラムは『PMFオーケストラ演奏会 プログラムC』
 ロッシーニ:歌劇「ウィリアム・テル」序曲
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18
 ショスタコーヴィチ:交響曲 第10番 ホ短調 作品93
 
昨日と違うのはショスタコーヴィチの曲もPMFオーケストラのみでの演奏であった。

前半もそうであるが、後半は特に芝生に横になって寝転んだりして聴いた。ただ、マスレエフ演奏のラフマニノフの曲は座って第1楽章から第3楽章まで集中して耳を傾けた。西日になって照りつける太陽で少し風も出てきた中でのピアノ演奏。ステージに陰りが出てきた中での力強い演奏に会場を埋めた人々の集中力はピクニックコンサートではありえない程の高まりであった。カラスの鳴き声がピアノと共演する状況にも人々の集中力は変わらなかった。演奏終了後の客の拍手大喝采と引き続いてのアンコール曲の披露。何とも言えない満足感は昨日とは違うもの。

子どもの集中力にも感心したが、後ろに座った若い女性二人が、「ウイリアム・テル」が始まったころから、寝転んで聴いていた曲の初めから演奏中に会話を始めていた。どうも幼稚園か保育園での仕事に携わっている様子。ピアノ曲が始まって顔を後ろに向けてそれとなく、注意を促したつもりだった。直ぐに効き目が表れなかったようだが、そのうち会場の人々の集中力に気付いたのか話が止んだ、第3楽章の途中で我慢できなくてまた話し声がして、そのうち一人が場を離れて行った。こんな人も中にいても不思議ではない世の中だが、こんな人が子育てに関わっていることに不安を感じた。

昨年と同じく妻と一緒に出かけて、いつものように野外コンサートならではの楽しみ方ができたが、上記の出来事が残念であった。ショスタコーヴィチは教授陣がいなくても、それなりの仕上がりの演奏だった。聴き慣れない曲の演奏に聴衆も大喜びであった。ゲルギエフの指揮は手の動きが単調に見えるが、音楽への取り組み方や事前の曲の解釈などで奏者を惹きつける術に長けているのだと思う。ピクニックコンサートは18時半過ぎに無事終了した。ボランティアの皆さんご苦労様でした。

8月3日に横浜公演、4日に東京公演で今年の全公演が終了する。また、来年が楽しみである。





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Author:fsuterry
年間60回以上札幌コンサートホールKitaraに通うクラシック音楽ファン。クラシック全般に関心があるがオーケストラ・ピアノ曲が特に好きである。 

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