カメラ―タ・ザルツブルク with 小菅優

 ハンスイェルク・シェレンベルガー(指揮・オーボエ)  カメラ―タ・ザルツブルク with 小菅優(ピアノ)のコンサートが30日Kitara大ホールで行われた。

 カメラ―タ・ザルツブルクは約40名のメンバーが現在20ヶ国以上の国籍からなる室内管弦楽団である。今回のメンバーの半数は女性であった。国際的に活躍する演奏家たちが集まって各国へのツアーを実施して共演を重ねているということである。 Kitaraには初登場でオール・モーツァルト・プログラムであった。

 小菅優は10歳からドイツに在住。コンクール歴は無く、演奏活動だけで早くから国際的に有名になった。十代の時から高い演奏能力が評価されて、世界各地のオーケストラと共演を重ねた。2005年カーネギー・ホールでニューヨーク・デビューを飾り、2006年にはザルツブルク音楽祭でリサイタルを開いてピアニストとして名声を一層高めた。

 2007年4月の札響定期演奏会で札幌に初登場。広上淳一指揮でベートーヴェンの「ピアノ協奏曲第4番」を弾いた。
 今回は5年振りのKitara出演であった。曲はモーツァルトの「ピアノ協奏曲第20番」。モーツァルトの短調による作品は数少ないものの、この曲は他と違った魅力を持つ。大胆さと繊細さを持ち合わせる小菅らしいメリハリの利いた演奏であった。

 シェレンベルガーは2009年5月の札響との共演に次いで2回目の指揮者・オーボエ奏者としての出演。「オーボエ協奏曲」は吹き振りで世界第一人者のオーボエ奏者としての揺るぎない見事なテクニックを披露。「交響曲第41番《ジュピター》」も丁寧な指揮ぶりでモーツァルト・プログラムを締めくくった。
 彼は20世紀最高のオーボエ奏者であった不滅の巨匠ハインツ・ホリガーの後を継ぐ音楽家として名高いが、指揮者としてのオーラはそれほど発していないようである。

 ベートーヴェンを得意とする小菅優がアンコールにシベリウスの小品「もみの木」を演奏したが、フィンランドの情景を連想させるピアノ曲に感動。
 次回は彼女のリサイタルを是非聴いてみたい。


 
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Author:fsuterry
年間60回以上札幌コンサートホールKitaraに通うクラシック音楽ファン。クラシック全般に関心があるがオーケストラ・ピアノ曲が特に好きである。 

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