PMFベルリン演奏会

2015年7月15日(水) 19:00開演 札幌コンサートホールKitara小ホール

昨年は金管セクションのメンバーの編成で「ベルリン・フィルハーモニー・ブラス・アンサンブル演奏会」としてPMF2014のオープニングを飾るコンサートであった。PMF2015は木管・金管セクションの7名による《PMFベルリン演奏会》

出演:PMFベルリン
アンドレアス・ブラウ(フルート)、アルブレヒト・マイヤー(オーボエ)、アレクサンダー・バーダー(クラリネット)、ベンツェ・ボガーニ(ファゴット)、サラ・ウィルス(ホルン)、タマ―シュ・ヴェレンツェイ(トランペット)、イェスパー・ブスク・ソレンセン(トロンボーン)

〈プログラム〉
 コレッリ(ジョシュア・デイヴィス編曲):教会ソナタ 作品3 第7番
 ダンツィ:木管五重奏曲 変ロ長調 作品56-1
 モーツァルト(ヴェント編曲):《魔笛》からの抜粋によるフルートとオーボエのための二重奏曲
 マクリーン:ストリーヴィルの情景
 ラヴェル(メイソン・ジョーンズ編曲):クープランの墓(木管五重奏版)
 クルークハルト:木管五重奏曲 作品79

「教会ソナタ」は金管楽器奏者3名による3楽章構成の曲の演奏。ハンガリー出身のトランペット首席(入団年2000年)Tamas Velenezei は近年はPMFの常連で8回目の参加。Sarah Willis(入団年2001年)はアメリカ人で昨年に続いて2回目のPMF参加。金管セクションのリーダー役として明るい性格でアカデミー生の人気も絶大。デンマーク出身のSorensen(入団年2009年)は昨年に続いて2回目の参加。

ベルリン・フィル・フルート首席Andreas Blauはベルリン・フィル入団が1969年で在籍年数46年、PMFには7回目の参加。ベルリン・フィル・オーボエ首席Albrecht Mayerは入団年1992年で、PMFには初めての参加。ソロ活動や指揮者としての活動もあって今迄はPMFに参加する機会がなかったようである。ブラウとマイヤーは息の合ったコンビぶりで、聴き慣れたオペラのアリア「私は鳥刺し」など心躍る曲を演奏。

クラリネット奏者Alexander Baderは2006年のベルリン・フィル入団でPMFには初めての参加。ファゴット奏者のBence Boganyiは1999年にアカデミー生として参加、2007~13年、ミュンヘン・フィル首席、現在はハノーファー音楽演劇メディア大学教授。ファカルティとして昨年に続き2回目の参加。
 
木管五重奏曲には4つの木管楽器にホルンが加わる。ホルンが中央、下手にフルート、オーボエ、上手にクラリネット、ファゴット。

マクリーンの曲は金管楽器奏者3人による演奏。夜明けから明かりが消える夜までの街の情景を描いたもので、ゲストに打楽器担当のアカデミー生1名を加えての演奏。打楽器が加わることで演奏に独特な味が出た。サラ・ウィリスが日本語で挨拶し、「皆さん、楽しんでいますか」と話しかける場面もあって、会場に和やかな雰囲気が拡がった。客席のアカデミー生から普段の日本の客席からは起きない嬌声が沸き起こった。多分アメリカ人ではなかろうか。別に不快な感じはなかった。

前半の4曲はそれぞれ10分程度の曲。後半の最初の曲はラヴェルのピアノ独奏曲版、管弦楽曲版として有名な「クープランの墓」。昨年のモントリオール交響楽団の演奏を想い起こす。今夜は編曲版で、「前奏曲」、「フーガ」、「メヌエット」と「リゴードン」。まだ、聴き慣れた旋律として馴染んではいない。
最後の演奏曲は耳新しい曲。後半は2曲はそれぞれ20分程度の曲。マイヤーはベルリン・フィルで試用期間が終了して正式に入団が許可されるまでの様子が、当時NHKのテレビで放映されたこともあって名前を記憶していた。最近はBerlin Philharmoniker の
Digital Concert Hallで彼の演奏の姿をよく目にする。彼が札幌コンサートホールの印象を日本語で話した。「Kitaraのホールは本当に素晴らしい」と。多分、同僚たちから聞いていたことを自分の耳を通して実感したことを言葉にしたと思った(*04年11月2日Kitara大ホールで演奏してから彼にとって初めてのKitara小ホールでの演奏)。札幌が誇るKitaraの世界的評価を再認識できて一層嬉しかった。

マイヤーが日本語でアンコール曲を紹介。「ロドリゲス:ラ・クンパルシータ」。
もう1曲にはゲストとして打楽器奏者4人が加わった。マイヤーが紹介。アカデミー生3名とベルリン・フィルのゼーガス。演奏曲は「アブレウ:ティコ・ティコ」。

クラシックの曲と雰囲気の違う曲がアンコール曲として演奏され、温かい和やかな雰囲気に会場が包まれた。楽しい気分になって、会場で居合わせたボランティア仲間と語り合いながら地下鉄駅へと向かった。帰路では足の痛みなど忘れて殆ど気にならなくなっていた。
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年間60回以上札幌コンサートホールKitaraに通うクラシック音楽ファン。クラシック全般に関心があるがオーケストラ・ピアノ曲が特に好きである。 

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