札幌シンフォニエッタ 第56回演奏会

札幌シンフォニエッタは室内オーケストラとして約30年前から定期的に演奏会を開催しているようである。数年前にオーケストラ名が目に入ったが、スケジュールが混んでいて聴いてみる機会がなかった。今回は6月初旬の日程が空いていて、オーボエ奏者の出演が目に留まり聴いてみることにした。2週間ぶりのコンサート鑑賞となった。
会場は北24条西5丁目にあり自宅から徒歩で30分ほどの距離で、昼間の開演だと散歩も兼ねて適当な距離にあるので便利である。

2015年6月7日(日) 13:30開演  札幌サンプラザホール(座席数:506)

指揮・ファゴット: 坂口 聡(札幌交響楽団首席ファゴット奏者)
オーボエ: 金子 亜未(札幌交響楽団首席オーボエ奏者)

〈オール・モーツァルト・プログラム〉
 セレナード「グラン・パルティ-タ (8管楽器版)」 変ロ長調 K.Anh.182
 オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314
 歌劇「ドン・ジョバンニ」序曲
 交響曲 第32番(序曲) ト長調 K.318
 交響曲 第40番 ト短調 K.550

モーツァルトは50代になってから好んで聴くようになった。特にモーツアルト生誕250年の2006年には1年間1日も欠かさず毎日モーツァルトの曲を聴いていた。ベートーヴェンが1番好きな作曲家であるが、所有しているCDの数はモーツァルトの方が多い。モーツァルトの交響曲は41番まで知られているが、ケッヘル番号の付いていない交響曲が数曲ある。10枚のCD Boxの交響曲全集に46SYMPHONIESが入った安価な輸入盤がある。(*14・5歳の時に書いた曲が後に判って交響曲の数が増えた。)

K.182の交響曲は手元にあるが、K.Anh.182は編曲版かなと思った。演奏が始まると何となく聴いた感じのする曲であった。オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン2、コントラバスの楽器編成。本来7楽章構成の曲は50分もかかるので、本日は短縮して第1~3と第7楽章(?)で30分の演奏。札響首席奏者と一緒に演奏するメンバーの喜びも伝わってくる演奏は安定感があって最初から安心して聴けた。見事な演奏であった。
帰宅して調べてみたら、オルフェウス室内管の演奏によるCDが出てきた。曲目が「セレナード 第10番 変ロ長調 K.361(370a)《グラン・パルティ-タ》」となっていた。明日にでも7・8年ぶりに聴いてみようと思う。

オーボエ協奏曲は耳慣れたメロディ。ザルツブルク宮廷楽団のオーボエ奏者から依頼されて書いた曲を、後にフルート用に二長調で編曲して「フルート協奏曲第2番」としても演奏される機会が多い曲。原曲はオーボエの曲である。
金子亜未は2013年7月の札響夏の特別演奏会でこの曲を演奏した。彼女は2012年7月札響に首席奏者として入団以来、オーボエの美しい音色を響かせている魅力的な奏者。昨年9月弦楽三重奏団レイラと共演して「モーツァルト:オーボエ四重奏曲」で聴衆を魅了した。札響入団以来、その逸材ぶりを発揮している。今日も親しまれた魅惑的な作品をカデンツァを交えながら演奏してホールを埋めた聴衆の心に強烈な印象を与えた。
アンコールを求める拍手が鳴りやまなかったが、前半2曲もの熱演もあって、アンコール曲は無かった。

歌劇「ドン・ジョバンニ」序曲はモーツァルトのオペラ序曲として最も親しまれた曲のひとつ。

「交響曲第32番」は3楽章構成で10分弱の小品。モーツァルトはコンサートの最初やオペラの前に、オーケストラだけの短い曲「シンフォニア=序曲」を書くことを常に迫られていた。これはホルン4本、トランペット2本、ティンパニが伴う序曲らしい輝かしい響きの曲。
演奏会では初めて聴いた曲も含めて、小編成の曲では期待以上の演奏ぶりに満足した。

「交響曲第40番」は後期3大交響曲として知られ演奏機会の多い交響曲。「第25番」とともにモーツァルトの交響曲で珍しい短調の調性による曲で、2曲ともにト短調。全体的に暗い雰囲気で悲痛の叫びがする曲ではあるが、情緒もあって音楽的に深みのある作品。演奏で少し気になったのがホルンの響き(1・2度だけ、、、)。ホルンはやっぱり難しい楽器だといつも思う。

小さな交響楽団の意味を持つ「シンフォニエッタ」で、総勢45名のアマチュア・オーケストラ。少数精鋭を目指して小ぶりながらも良い演奏を視界に入れた音楽作り。2管編成を基本とする特徴あるアマオケとして成長することを期待したい。

指揮にあたった坂口は札幌シンフォニエッタとは今回が8回目の共演とあって、このオーケストラとの信頼関係も十分で楽団の発展に寄与している様子がうかがえた。指揮ぶりも安定していて、共演を通して彼自身の指揮能力も高め、ファゴット奏者としてだけでなく幅広い音楽活動を展開していることが理解できた。

※ブログの記事ランキングに気付いたのが数カ月前で、5月に「本年度アカデミー賞主要部門ノミネート作品の映画鑑賞」の記事が1位でビックリ! ベスト5に入った記事は2月「札響第576回定期演奏会」、「上野星矢フルートリサイタル」が各5位、5月「札幌西区オーケストラ第29回演奏会」、「札響シンフォニックブラス」が各3位、5月「クラウディオ・アバド&ジョージ・セル初来日公演」が4位。6月に入って「札幌フィルハーモニー管弦楽団第53回定期演奏会」が1位で再度ビックリ!

定期購読者は殆どいない筈だが、アマチュアオーケストラの場合は関係者の口コミでブログを一時的に読んでくれる人が多いのかも知れない。順位の基準が如何なっているのか判らないが、クラシック音楽全体の順位では50位以内は1回だけ(本州の見知らぬ特定の人の操作(?)と思われることがあって4位だか6位になっていた不可解なことがあった。)で、その時は却って不快な気分だった。75~100位が普通で、最近は60~75位が多い。原則としてコンサートの記録を書いているので、10日以上も書いていないと100位以下に落ちる。以前は150位以下になることもあったが、最近はどういう訳か120位以下にはならない。

2012年のブーニン、Kitaraホール、ユンディ・リ、の記事など過去の記事にアクセスする人が多いのが私のブログの特徴である。アメリカからの特定の人が何台かのパソコンかスマートフォンを使って毎日何十回もアクセスしてくる状況が一段落してホッとしている。広告を出していないので私のブログを悪用していたのではないかと思われることが多々あって、ブログを止めようかと思った時期もあった。(広告は出し方が判れば、いずれは出す気持ちになるかもしれない。)

6月中旬から7月末まで2日に1回はコンサート鑑賞の予定。ブログを書いている暇はないかもしれない。書いても短いものになるだろう。




 
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Author:fsuterry
年間60回以上札幌コンサートホールKitaraに通うクラシック音楽ファン。クラシック全般に関心があるがオーケストラ・ピアノ曲が特に好きである。 

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