札幌西区オーケストラ 第29回定期演奏会

2015年5月3日(日・祝) 開演18:30 わくわくホリデーホール(札幌市民ホール)

札幌市民ホールは2008年12月、多目的ホールとして開館した。2015年4月1日からは会社が命名権を獲得して「わくわくホリデーホール」という愛称を持つようになった。
このホールはコンサート会場としても使われているが、私自身はKitara以外の会場でコンサートを聴くことは殆ど無くて、今回は数年ぶりである。
札幌西区オーケストラは年1回の定期演奏会の会場を札幌コンサートホールKitaraで開催しているが、Kitaraが休館中のため今回は札幌市民ホールが会場となった。
指揮はこのオーケストラの常任指揮者、鎌倉亮太。

〈プログラム〉
 シベリウス: 交響詩『フィンランディア』 作品25
 シベリウス: 交響曲第3番 ハ長調 作品52
 ブラームス: 交響曲第1番 ハ短調 作品68

札幌西区オーケストラは他のアマチュア・オーケストラと比べて、より地域に根差した活動を行っている。「西区」の音楽愛好家の呼びかけでスタートして、純粋に趣味の音楽を追求するスタイルを続けているのが特徴で、現在のメンバーは約100名である。入場料は無料で毎年定期演奏会を開催して札幌市民に親しまれている。

今年はシベリウスの生誕150年記念年でシベリウスに取り組んだ。
尾高忠明札響名誉音楽監督が過去3年間で札響との定期演奏会で《シべリウス全交響曲演奏会》を行なった。3回に亘るシリーズは記憶に残る名演となった。2013年3月のシリーズ第1回の曲目は「フィンランディア」、「交響曲第3番」、「交響曲第1番」であった。その時のブログにシベリウスの生涯や、演奏曲目について比較的に詳しく書いたので重複は避けたい。
(*第557回札響定演 teruoblog687.blog.fc2.com/blog-entry-86.html)

今回は指揮者の鎌倉氏がシべリウス音楽院で学び、アイノラにも滞在した様子がプログラムに書かれていて大変興味深く読ませてもらった。特に「フィンランディア賛歌」の歌詞が載せられていたのが参考になった。(訳詩者の堀内敬三の名も戦後のNHKラジオ日曜朝8時の「音楽の泉」番組で馴染みの音楽評論家で一層懐かしさに駆られた)
「フィンランディア」の当初の曲名が「フィンランドは目覚める」であったことを知ったのは最近で、両方の曲を聴き比べしても簡単には違いが判らないほどである。

「交響曲3番」は2013年3月の演奏が札響初演だったそうですから、人気曲と違って演奏に取り組むのも難しかったのではないかと思った。札響は北の風土に根差した音楽をフィンランドとの長い関係のマエストロ尾高の下で作り上げることに成功している感がある。
 
指揮者の熱意と楽団員の演奏環境がまだ十分に整わない状況があったのでしょう。シベリウスの記念年に取り組んで頑張っている様子は伝わってきた。木管楽器、特にフルート奏者の演奏が光った。

シべリウス作曲の「フィンランディア」、「交響曲第2番」、「ヴァイオリン協奏曲」、「カレリア組曲」などは有名であるが、私も交響曲4番・6番のCDは所有していなかった。最近、コリン・デイヴィス指揮ロンドン響によるシベリウス全集を購入した。「クレルヴォ」という5楽章から成る大曲は知らなかった。CD7枚分は一通り聴いてみたが、今年中にあと何回か聴いて親しんでみようと思っている。

ブラームスの「交響曲第1番」についても、今まで何回か言及しているので重複は避けたい。
いつもの会場と違うので音響面や会場の雰囲気にどことなく物足りないものを感じたのは止むを得ない。

アンコール曲の「シベリウス:カレリア組曲 第3曲 行進曲風に」はとても軽快で心地よく聴けた。

かなりの年輩の方、小さいお子さんを育てながらご夫婦で頑張っておられる方、病を抱えて参加している方など、いろんな環境の中で音楽を楽しんで地域の中で繋がって音楽作りをして、市内で無料発表会を毎年開催している活動に感動します。オーケストラのメンバーだけでなく、西区の関係者が裏方として多くの方が支援してしている姿にもこのオーケストラを支える地域の様子が伝わります。

入場時間を早めて入口に並ばなくてもスムーズに入場できる配慮は良かった。入場整理券となる葉書を送っていただいた配慮にも感謝いたします。都合のついた妻と久しぶりに一緒に出かけたが、長年Kitaraボランティアをしていて、今年3月末で辞めた方(*案内葉書を貰って来場したとのこと)と帰りにお会いでき元気なお姿を拝見できて地下鉄までご一緒できたのも良かった。




















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Author:fsuterry
年間60回以上札幌コンサートホールKitaraに通うクラシック音楽ファン。クラシック全般に関心があるがオーケストラ・ピアノ曲が特に好きである。 

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