オーケストラHARUKA 第12回定期演奏会

今日は統一地方選挙の投票日。投票を済ませてからコンサート鑑賞に向った。Kitaraが休館になってから約2ヶ月になるが、チラシなどでのコンサート情報が少なくて、ネットで調べて2年ぶりにこのオーケストラの演奏を聴いてみることにした。

2015年4月12日(日) 13:30開演  札幌市教育文化会館大ホール

指揮/ 三河 正典

〈プログラム〉
 グリーグ:劇音楽「ペールギュント」 作品23より 
 シベリウス:交響曲第2番 二長調 作品43

前回2013年4月、創立10周年に開催した第10回定期演奏会で[オーケストラHARUKA]は札幌市民芸術祭奨励賞を受賞。今回も前回と同じ指揮者による演奏会。
Webの演奏会情報では「ペールギュント組曲 第1番・第2番」となっていたが、実際のプログラムは劇付随音楽「ペールギュント」であった。組曲のみの演奏しか聴いたことが無かったので、劇音楽20数曲のうち、全5幕のストーリーに沿って11曲が演奏されて一層新鮮な気持ちで演奏会に臨めた。

グリーグ(1843-1907)はノルウェーの文豪イプセン(1828-1906)の依頼を受け、2年がかりで劇音楽を作曲して1875年に完成した。ノルウェーの伝説的人物“ペール”を主人公にしたイプセンの詩劇よりもグリ‐グの音楽の方が有名になった。その後、グリーグはこの劇音楽を編曲し管弦楽組曲を2つ編んだ。(第1番 作品46と第2番 作品55で各4曲編成)
 
本日、演奏された曲は組曲に編まれた8曲の他に3曲が加わり、第1幕~第5幕までの物語の流れに沿って全部で11曲。ナレーション付きでストーリーが解りやすい配慮がなされていた。(ナレーション:高橋弥子)

〔第1幕〕 ①前奏曲「婚礼の場で」、②ノルウェーの花嫁の行列
〔第2幕〕 ③前奏曲「花嫁の略奪とイングリッドの嘆き」、④山の魔王の宮殿にて
〔第3幕〕 ⑤オーゼの死
〔第4幕〕 ⑥前奏曲「朝の気分」、⑦アラビアの踊り、⑧アニトラの踊り、⑨ソルヴェイグの歌
「第5幕」 ⑩前奏曲「ペールギュントの帰郷」、⑪ソルヴェイグの子守唄

曲は知っていてもストーリーとの繋がりが明確でなかったので、今回はメロディが明瞭になって曲をより深く鑑賞できて大変よかった。ナレーションが入ることで、曲全体の鑑賞が途切れるのは止むを得ないと思った。音楽鑑賞で曲の流れの観点からは組曲の順番が物語の流れとは違う編成になっているのは納得できる気がした。とにかく、今回は面白い試みで楽しめた。

シベリウス(1865-1957)は2015年が彼の生誕150周年に当り、今年は彼の曲が世界中で演奏される機会が多くなると思う。札響の音楽監督を務めた最後の3年間にマエストロ尾高はシベリウスの交響曲全7曲を演奏した。その折にブログでシベリウスの生涯を含めてブログに書いたので、今回は改めて書くことはしない。
 
シベリウスの交響曲の中で最も有名でプロのオーケストラで聴く機会の多い「第2番」の感想をアマチュアのオーケストラの演奏を聴いて書くのは難しい。この3年間で札響の名演奏を聴いた印象が生々しい。
いつも思うのは仕事の合間に集まって限られた時間でハーモニーを作り上げる音楽作りは大変だろうということ。そのような状況でアマチュアの音楽愛好者が心をひとつにして音楽発表を行って成果を上げていることは実に素晴らしい。
今日は第1楽章、第3楽章が印象的に聴けた。特に第3楽章でのフルートの響きが美しかった。ピッチカートが多用される第2楽章のほの暗い音楽はこの曲の特徴でもあるのだろうが、何となく他の楽章に比べて今ひとつ心にスッと入ってこなかった。最終楽章のオーケストラ総奏での堂々としたフィナーレは見事で、本当に素晴らしかった。管楽器奏者の健闘を称えたい。フィンランド讃歌が歌い上げられた感じが伝わった。

指揮者とオーケストラの呼吸もピッタリで最後の盛り上がりに聴衆の気分も高揚した。アンコール曲も心が浮き立つ行進曲風の聴き慣れた音楽で良かった。
アンコール曲は「シベリウス:カレリア組曲 第3曲 行進曲風に」。

※前回の札響による「第2番」の演奏は2014年3月、第567回演奏会。
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Author:fsuterry
年間60回以上札幌コンサートホールKitaraに通うクラシック音楽ファン。クラシック全般に関心があるがオーケストラ・ピアノ曲が特に好きである。 

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