PMF2014オープニング・セレモニー&コンサート

25回記念 PMF2014  レナード・バーンスタイン像 除幕式

記念すべき25回目となるPMF2014の開幕に先立って、中島公園内にPMF創設者を称えるため建立されたレナード・バーンスタイン像除幕式が行われた。

日時:2014年7月12日(土) 午前11時
場所:中島公園内(札幌コンサートホールKitara正面エントランスを臨む所)

〈式次第〉 ファンファーレ、 主催者挨拶、 来賓挨拶、 除幕、 ファンファーレ
       立像製作者挨拶(東京藝術大学学長 宮田亮平)
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PMF Opening Ceremony & Concert

2014年7月12日(土) 13:00開演 札幌芸術の森・野外ステージ

司会:九嶋香奈枝(二期会)、 ニコラス・エイカーズ(PMF 組織委員会)

〈演奏曲目〉
 立原 勇:次世代のファンファーレ
 バーンスタイン:ウエストサイド・ストーリー・メドレー
〈出演〉
 指揮:杉木峯夫(東京藝術大学名誉教授、元札幌交響楽団トランペット奏者)
 250人のトランぺッター

札幌トランペット協会の協力で実現した壮大なプログラム。札幌交響楽団トランペット奏者やアカデミー生も出演。遠くは千葉から参加した9歳の少女と父親もいた。中高校生も含めた250名が僅か2日間の練習で作り上げた成果は驚嘆に値する。札幌市長が合唱が得意なのは承知していたが、ステ―ジの一番前で堂々とトランペットを吹く様子にはビックリ。その才能の豊かさに敬服。

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 PMF組織委員会理事長 挨拶/ 開会宣言
 グランドパートナーズ代表 挨拶、 文化庁 挨拶
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ステージ準備の合間に〈平岸小学校マーチングバンド演奏〉のプログラムが挿入されたが、赤と白の鮮やかな衣装を身にまとっての行進を交えながらの見事な演奏は観客を惹きつけた。同時に約5000名の人々が駆け付けた会場が可愛い子どもたちの姿と動作を目にして和やかな雰囲気に包まれた。若い外国人グループからの熱狂的な応援も良かった。十数年前の開会式で鼓笛隊の演奏が行われていたことを思うと、小学生の音楽の進歩は驚異的である。

〈演奏曲目〉
 バーンスタイン:「キャンディード」序曲
 グノー:歌劇「ロメオとジュリエット」から“私は夢に生きたい”
 ベートーヴェン:「エグモント」序曲 作品84
〈出演〉
 オスモ・ヴァンスカ(指揮)、九嶋香奈枝(ソプラノ)、PMFオーケストラ

オスモ・ヴァンスカ(Osmo Vanska)は1953年、フィンランド生まれ。シベリウス音楽院でクラリネットと指揮法を学び、82年にブザンソン国際指揮者コンクールで日本の松尾葉子と優勝を分け合い、フィンランド・ラハティ交響楽団の首席指揮者に抜擢された。その後、アイスランド響、BBCスコティッシュ管の首席指揮者に就任。03年にアメリカのミネソタ管の音楽監督に就任(*大植英次の後任)。同管とのベートーヴェン交響曲全集の録音で世界的に高い評価を受けた。
ヴァンスカはラハティ響を率いて2度Kitaraのステージに登場。03年は「オール・シベリウス・プログラム」、06年もシベリウスの「交響曲第5番」や「交響詩・タピオラ」の演奏でフィンランドの巨匠のイメージが鮮明に焼き付いている。

ヴァンスカは年齢を重ねてオーラが漂うほどの雰囲気を漂わせて登場。躍動感あふれる指揮ぶりでオーケストラから力強い響きを引き出していた。「エグモント」序曲の演奏は一段と輝いていたが明日のKitara での響きが楽しみである。
九嶋は見事な司会進行を務めていたが、東京藝術大学卒で新国立劇場オペラ研修所修了だけあって、本職の歌唱力も素晴らしかった。05年にヨーロッパ・デビューも飾っていると言う。

PMFヨーロッパ教授陣は今回はウィーン・フィル、ミュンヘン・フィル、ベルリン・フィルの奏者たち。今回のアカデミー生は28の国と地域から122名が参加。

〈ベルリン・フィル・ブラスアンサンブルの演奏曲目〉
 
 ヘンデル(ワーグマン編):ヘンデルの作品による組曲

ヘンデル作曲の作品を3曲選んで組曲として演奏した。1曲終わるごとに拍手があったが、余り間をおかずに続けて演奏された。曲目の解説もなかったので、組曲の途中で2回も拍手が起きたのは止むを得なかった。10日のKitara大ホールでの緊迫感と集中力が聴く方の立場から少し途切れてしまったのが残念。ただ、大ホールと違った空間の響きで、音楽が自然の中に吸い込まれていく様子を楽しんだ。

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レナード・バーンスタイン・オフィス代表 挨拶
東京藝術大学学長 挨拶

PMF創設者バーンスタインに感謝をこめて立像を制作した東京藝術大学の宮田亮平学長が芸術家らしい心のこもった独特な挨拶を行なった。彼自身、芸術の森に来た数千人の聴衆を前に感極まった様子も見られた。午前中の除幕式は100名ほどの関係者や音楽ファンが集まっての式典であった。自分の言葉が多数の音楽ファンに素晴らしい通訳を通して伝わって一層感激した様子にうかがえた。学長の任にありながら第一線で彫刻家としての仕事を成し遂げられたことにも敬意を表したい。
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〈演奏曲目〉
J.シュトラウスⅡ:ワルツ「春の声」 作品410(演奏/PMFヨーロッパ)

コンサートの最後を飾ったのがウイーン・フィル弦楽器奏者5名、ミュンヘン・フィル木管楽器奏者4名、ベルリン・フィル・ホルン奏者1名とアカデミー・ホルン奏者1名による「春の声」。
札幌芸術の森に響き渡る音に何とも言えない幸福感を味わった。コンサート・マスターのキュッヒル率いる演奏は名状しがたい美しさ。アカデミー生は緊張して演奏に臨んだだろうが彼にとって一生忘れえない人生の宝になったのではないかと想像する。
演奏終了後、椅子席の聴衆は全員総立ちでスタンディング・オヴェィション。日本では習慣の違いで、外国と違って頻繁に見られる光景ではない。世界に名高いkitaraのホールでも味わえないような素晴らしい瞬間を味わえただけでも、5年ぶりに開会式に来た甲斐があった。

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Author:fsuterry
年間60回以上札幌コンサートホールKitaraに通うクラシック音楽ファン。クラシック全般に関心があるがオーケストラ・ピアノ曲が特に好きである。 

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