札幌交響楽団第570回定期演奏会(2014年6月)

2014年6月28日(土) 14:00開演 札幌コンサートホール Kitara大ホール

ヴェルディ: レクイエム

指揮/ 尾高忠明
独唱/ 安藤赴美子、 加納悦子、 吉田浩之、 福島明也
合唱/ 札響合唱団、札幌放送合唱団、ウィスティリア アンサンブル、
    どさんこコラリアーズ
合唱指揮/ 長内勲

「レクイエム」とはキリスト教において死者の追悼のために歌われる宗教音楽である。レクイエムの歌詞を読むと、葬儀に参加する人たちが最後の審判、神の怒りの日に死者が昇天するようにイエスに懇願する内容となっている。
私自身、宗教音楽には余り関心が高くなく、バッハの「マタイ受難曲」のテキストを見ながらコンサートを聴いたことがある程度である。モーツァルトの「レクイエム」も一度は聴いたことはある。ベートーヴェンの「ミサ・ソレムニス」のCDも所有しているだけ。そんな程度で宗教音楽には親しんでいない。

今日は札響の定期のプログラムにあるので聴きに行ったが、期待度が大というわけではなかった。ところが、いざコンサートが始まって、スタートから140名の大合唱団がオーケストラと共に歌い始める場面にすぐさま惹きつけられた。予想していた音楽の展開とは全く違っていた。オペラを思わせる展開で85分間、終始4人のソリストたちの素晴らししい歌声と4つの合唱団の今迄とは一味もふた味も違う音楽作りを鑑賞できた。

新国立劇場オペラ芸術監督でもある尾高札響音楽監督は札響最後のシーズンに当って、満を持して日本最高のソリストたちを選んで今回の演奏会に臨んだ気構えを感じた。
札響の前回の演奏は03年で合唱団は一つだけであったようなので、今回は合唱の迫力が違ったと想像される。
聴衆の関心度も高く、いつもの定期公演よりも客が入っていたように思われた。終演後の歌手たちや合唱団への拍手も一段と長く続き、感動の度合いも大きいように思えた。もう一度聴いてみたいと思えるコンサートになった。

*音楽雑誌《音楽の友》アンケートでチョット心に引っかかっていることがありました。
「あなたが好きな声楽曲は?」のアンケートで有効回答数が約2400票のうち
「モーツァルトのレクイエム」580票で第1位、「ヴェルディのレクイエム」439票で第3位、「フォーレのレクイエム」334票で第4位。
私自身の心に浮かぶ「声楽曲」のイメージと余りに違うのでギャップを感じて、アンケートの回答者には合唱団所属の人が多かったのかなと思ったりしてました。声楽曲というとオペラの有名なアリア、イタリアのカンツォーネ、日本の歌曲などを思い浮かべるので、この雑誌の設問には違和感があったのです。
今日のコンサートを聴いてみて、人々の中には自分は歌わなくても「レクイエム」を好きな声楽曲と答える人もいるのだろうと思い少し納得しました。
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Author:fsuterry
年間60回以上札幌コンサートホールKitaraに通うクラシック音楽ファン。クラシック全般に関心があるがオーケストラ・ピアノ曲が特に好きである。 

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