札幌西区オーケストラ 第28回定期演奏会

今月は3日に《マチュピチュの遺跡、イグアスの滝、ナスカの地上絵》の旅から帰って、コンサートも6つ、METビューイングも2本、映画も2本鑑賞した。他にボランティア活動も4日間こなした。管理組合理事長としての仕事も管理人から毎日のように何かかにか連絡があって結構忙しい。今日は午前中に町内会臨時総会にも出席。
旅行中の3月末、ブラジル入国の日が偶々自身75歳の誕生日に当った。ホテルのディナー会場でピアニストが奏でる“Happy Birthday to you”の曲が聞こえてきた瞬間に添乗員から “誕生日おめでとうございます”と言われ、お祝いの品を貰ってビックリ仰天! 旅行会社から祝いの大きなケーキも運ばれてきて二度ビックリ! ロウソクが何本あったか数えれなかったが、一息で消した。旅行同行者にも祝ってもらう誕生日は格別な嬉しさで感激いっぱい! 人生でも忘れ難い誕生日となった。

そんなわけで、今回の「札幌西区オーケストラ定期演奏会」は聴きに出かけようかどうか迷っていた。演奏会案内のハガキが届いていたこともあり、ボランティア仲間から整理券を貰ったことも重なって行くことに決めた。
開演10分前に会場に着くと、満員状態の様子でリセプショニストの立ち振る舞いも大忙し。ホアイエにも何となく慌ただしさが漂って、大ホールの客席はステージ横のRAの端の方が空いているだけだった。開演時間にはほとんど満席で空席が無い状態になっていた。

2014年4月27日(日)札幌コンサートKitara大ホール 開演13:30

プログラム 
      指揮  鎌倉 亮太
      ピアノ 伊藤 千尋

 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 作品18
 チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 作品64

5年に一度行われる「音楽の友」の読者アンケート《クラシック音楽ベストテン》の結果が4月号で先月発表になった。(2月4日締め切りのアンケートで有効回答数2398通)
「あなたが好きな協奏曲は?」の第1位がチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。第2位がラフマニノフのピアノ協奏曲第2番。ソチ五輪で感動の輪が広がったフィギュアスケートの浅田真央のフリーの曲としてブームになっているようなので、オリンピック後の投票だったら第1位になっていたかもしれないと言う。第3位がチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番。ラフマニノフの第3番も人気ピアノ曲だが第11位。
「第2番」は重厚なオーケストラをバックに絢爛豪華なピア二ズムが展開され、甘美なメロディで聴く者を虜にする名曲。ラフマニノフは精神的に不安定な状態に陥った後に、回復してこのピアノ曲を完成したとされている。完成した1901年にモスクワで初演されて大成功を収め、のちのアメリカやヨーロッパでの活躍の契機になったと言われている。映画化された時の話題の曲でもある。19世紀から20世紀前半にかけて作曲されたピアノ協奏曲の中でも最高傑作とされ、今日でもピアニストの演奏曲として人気が高い。彼は背が高く、手も大きかったので、小さな手の人にとっては技巧的に極めて難しい曲としても知られている。

今日のピアニスト伊藤千尋(Ito Chihiro)は北海道教育大学在学中に札幌交響楽団と共演。同大学院修了後、09年ノルウェーに留学。同国の青年室内音楽祭の公式ピアニストとして活躍。現在は北海道内とノルウェー各地での演奏活動を行いながら後進の指導にも当っている。

彼女の演奏から経験豊富なピア二ズムが窺がえた。ラフマニノフ特有の豊かな叙情性と高いロマンティシズムも表現され、壮大なフィナーレも難なくこなして素人の耳には他のプロのピアニストと遜色のない演奏で音が紡がれたように思った。

オーケストラもピアニストを支えて満足のいく演奏。アマチュアでこれぐらいの演奏が無料で聴けるのだから現在の日本のオーケストラの水準は凄いと思う。指揮者については昨年の札幌西区オーケストラの演奏会の折にも書いたが、堂々とした表情豊かな指揮ぶりに感心するばかりである。

ピアノ演奏が終わると1階と2階のホール入り口数カ所に、リセプショニストに案内された約50名ほど(100名位かも?)が集まって拍手。立ち見のままでアンコール曲に聴き入っていた。こんな姿を見たのは初めて!(座席から見えない場合もあるが、、、)。 多分、大ホールが満席になったので西区の関係者が座席を一般人に開放して譲ったのではないかと思って感激した。

アンコール曲も指揮者の粋な計らいで、ピアニスト伊藤千尋と指揮者鎌倉亮太のピアノ連弾。チャイコフスキーの《くるみ割り人形》より「花のワルツ」。7分程度のピアノ連弾曲で誰の編曲かは不明。大変面白かった。立ち見の人はこれを聴くために並んでいたのだろう。

チャイコフスキーの「第5番」は今日では「第6番悲愴」を上回る人気曲。上記の「音楽の友」のアンケート「あなたが好きなクラシック音楽作品は?*ジャンルを問わず」で第5位、「あなたが好きな交響曲は?」では第8位にランクされた。

西区オーケストラはこの曲は演奏経験があるせいもあってか、無難に演奏していた。盛り上がりのある大曲で親しまれている曲で大いに楽しめた。
ピアノ協奏曲では第1楽章が終ったところでかなり多くの人たちが思わず拍手をしてしまったが、後半のチャイコフスキーでは雰囲気を読んだのか、拍手のタイミングが判ったようで安心した。
チャイコフスキーは感想を述べるまでもなく、ロマンティックな作品が魅力。鎌倉亮太は指揮でも経験を積み重ねていて、安心して見ていれる。今日はRA席から指揮の様子が良く見えて、彼の表情豊かな指揮ぶりに惚れ込んだ。ピアノ、室内楽、合唱やオーケストラの指揮、オペラの指揮などでの幅広い活動が生き生きと伝わってくる。
今日は二人の作曲家のロシア音楽を堪能できた。政治は別として、音楽に関してはロシアは素晴らしい作品が沢山ある。

オーケストラのアンコール曲は、ハチャトゥリアン:《仮面舞踏会》より「ワルツ」。(この曲も浅田真央の演技に使われ有名になった)

前回の西区オーケストラ演奏会の感想を自分なりに書いたが、私のブログを多くの人にアクセスしてもらって恐縮している。これほどの反響に私自身が驚いている。余り専門的知識は無いのに適当なことを書いているだけである。一人のクラシック好きの人間が気の向くままに書き綴っている。実際はオーケストラの一員として楽器が弾けたら何と素晴らしいことだろうと思っている。


*ペルーとブラジルの二つのホテルで坂本九の「上を向いて歩こう」の演奏に接した。“SUKIYAKI”として知られていた曲が日本の歌詞の内容に合うタイトルが付けられて再び脚光を浴びている様子だった。良い音楽は国や時代を選ばず広がっていくのだろう。 




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年間60回以上札幌コンサートホールKitaraに通うクラシック音楽ファン。クラシック全般に関心があるがオーケストラ・ピアノ曲が特に好きである。 

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