ピアノ名曲ベスト2014 近藤嘉宏ピアノ・リサイタル

毎年恒例の近藤嘉宏のピアノ・リサイタルが日曜日の午後、KItara大ホールで開かれた。

2014年4月13日(日)13:30開演

〈プログラム〉
 シューベルト:即興曲第4番 変イ長調 Op.90-4
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調 Op.53「ワルトシュタイン」
 ショパン:スケルツォ第3番 嬰ハ短調 Op.39
      ワルツ第3番 イ短調 Op.34-2「華麗なる円舞曲」
      ワルツ第6番 変二長調 Op.64-1「子犬のワルツ」
      幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66
 サン=サーンス:死の舞踏 Op.40(リスト=ホロヴィッツ編)
 フォーレ:ノクターン第1番 変ホ長調 Op.33-1
  リスト:ハンガリー狂詩曲第2番 嬰ハ短調

シューベルト、ベートーヴェン、ショパン、リストは馴染みの曲ばかり。近藤嘉宏は40代後半とはとても思えない端正な容姿で若々しい。彼のしなやかな手から奏でられるメロディは一層美しさを増す。前半3曲。後半6曲。聴き惚れている間に時間が過ぎるのが早かった。

サン=サーンス(1885-1921)の「死の舞踏」の原曲は元は歌曲、管弦楽曲として作られたそうである。管弦楽曲として題名は聞いたことがあるが、ピアノ曲として初めて聴いたが、とても面白かった。リストのピアノ編曲版を元にホロヴィッツが更なる編曲を施したとされる。
「午前0時の時計の音とともに骸骨が現れ不気味に踊り初め、次第に激しさを増してゆくが、夜明けを告げる雄鶏の声が響き渡るや否や墓へと逃げ帰り、辺りが再び静寂に包まれるまでの様子が描かれている。」

フォーレ(1845-1924)の書いた全13曲のノクターンはCDを持っていて一度は聴いた筈だが、メロディは当たり前だが全く覚えていなかった。フォーレらしい落ち着いた情感のある曲だが、この曲はどことなくメランコリック。でも味わい深かった。

手の動きが一段と激しくなるリストの曲では、近藤も身構えて身体を動かしやすい状態にして鍵盤に向かっていた。

近藤は各作曲家の曲の演奏が終わる度に、満面に笑みを浮かべてホールの各ブロックの聴衆に軽く会釈したが、その姿も印象的であった。

全9曲の演奏が終わってアンコール曲を弾く前に彼は“Kitaraで演奏するのを楽しみにしていた”と語った。小山実稚恵、及川浩治、外山啓介も毎年Kitaraでリサイタルを開催している。特に近藤、及川、外山は大ホールで低料金で楽しめる。私のブログにアクセスがあるのは女性ピアニストより男性ピアニストが断然多い。多分、大部分は女性のファンなのかも知れないと思っている。

アンコール曲は
 リスト:「愛の夢」、超絶技巧練習曲集より第4曲「マゼッパ」

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Author:fsuterry
年間60回以上札幌コンサートホールKitaraに通うクラシック音楽ファン。クラシック全般に関心があるがオーケストラ・ピアノ曲が特に好きである。 

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