Kitaraランチタイム・コンサート “モーツァルトはお好き?”Ⅱ

札幌音楽家協議会メンバーによるオール・モーツァルト・プログラム第2弾!

2014年1月28日(火) 13:00開演 
札幌コンサートホールKitara小ホール
指揮:阿部博光
管弦楽:札幌音楽家協議会室内オーケストラ

〈プログラム〉
  ディヴェルティメント 二長調 K.136
  ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 ~第2楽章 (ピアノ:高岡立子)
  交響曲 第40番 ト短調 
 
私の一番好きな作曲家はベートーヴェン。 チャイコフスキー、ショパンも好きである。ベートーヴェンの交響曲やヴァイオリン協奏曲、チャイコフスキーのピアノ協奏曲やヴァイオリン協奏曲、ショパンのピアノ協奏曲は学生時代から好んで聴いていた。
今ではモーツァルトも好きである。彼の音楽を積極的に聴くようになったのは50歳ぐらいからだった。特に生誕250周年の2006年には毎日欠かさずモーツァルトのCDを聴いていた。交響曲は全曲、ピアノ曲、ヴァイオリン曲もほぼ全曲、管楽器の曲も含めて、かなり広範囲に亘って親しんでモーツァルトの音楽の良さが判るようになった。多分に年齢的なものが鑑賞に影響を与えていたのかなと感じている。

指揮の阿部博光は東京藝術大学卒業。日本フィルで首席フルート奏者を務め、1999年より札幌コンサートホールで阿部博光室内楽シリーズ、リサイタルシリーズを開催。近年は指揮者として、また北海道教育大学教授として北海道の音楽活動において指導的役割を果している。

2008年の札幌音楽家協議会主催によるコンサートを機に室内オーケストラが結成され、今回が8度目のステージ。本日のステージには色鮮やかなドレス姿で女性奏者が登場して、心も浮き立つ雰囲気の中でコンサートが始まった。(赤、ピンク、緑色などのドレスを身にまとった女性15名、黒色は男性2名のみ)

ディヴェルティメントはイタリア語由来の音楽用語で「喜遊曲」。気晴らしになる楽しい曲の意味。2回目のイタリア旅行から帰って16歳の時に書かれた3曲のディヴェルティメントのうち、この二長調が最も有名。第1楽章は生き生きとして明るい楽章。第2楽章は落ち着いた雰囲気の緩徐楽章。第3楽章は溌剌としたフィナーレ。

弦楽合奏の第1曲目が終ったところで、モーツァルトの衣装を身にまとった方がステージに登場。“昨日(1月27日)が私の258回目の誕生日でした”でトークを始めた。すっかりモーツァルトになり切ってユーモアを交えて曲の解説をしながらコンサートを仕切った。(札幌交響楽団の定期演奏会などでも演奏曲目についてトークを行なっていた札幌では馴染みの八木幸三氏。)不自然な感じが全然なくて堂に入っていた。

モーツァルトのピアノ協奏曲は番号が付いたものが27曲。第20番ニ短調が暗くて激情的な曲風なのに対して、この第21番ハ長調は明るくて華麗な感じの曲。第2楽章「アンダンテ」は緩やかな歌の魅力に溢れる美しい調べが印象的。ピアニストは桐朋学園大学卒業。リサイタル、札響との共演、室内楽などでの演奏活動を積み重ねて、北海道の音楽界の大先輩として活躍している方のようである。非常に丁寧な演奏に感じられた。

悲劇的な暗さに満ちた「交響曲第40番ト短調」は詩情にあふれた情熱的な曲でもある。(ト短調の調性の曲は他に第25番が有名。)第41番ハ長調「ジュピター」が明るくて壮麗な曲であるのと対照的。最後の交響曲であるこの2曲は昔から特別によく聴いていて大好きである。モーツアルトの交響曲のナンバーは41番まであるが、番号の付いていない交響曲が何曲かある。交響曲の名の付く曲は46曲手元にある。短い生涯の間に膨大な作品を残していることに驚嘆するばかりである。

第2曲目から管楽器奏者9名が加わって総勢26名の室内オーケストラ(女性23名、男性3名)。ステージ上のドレス姿が華やかだとは言え、男性奏者が少なくて少々さびしい感あり。阿部博光が指揮するコンサートは何回が見ているが、すっかり指揮ぶりが板についている印象を受けた。今後益々の活躍が期待される。

ソリストのアンコール曲はモーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番 第1楽章より「テーマ」、
オーケストラのアンコール曲はモーツァルト:ディヴェルティメント K.138より第3楽章

モーツァルトの耳に馴染んだ有名な曲ばかりの小一時間の演奏会だったが、偶にはこんな演奏会も変化があって良いと思った。













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Author:fsuterry
年間60回以上札幌コンサートホールKitaraに通うクラシック音楽ファン。クラシック全般に関心があるがオーケストラ・ピアノ曲が特に好きである。 

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