小山実稚恵 ピアノリサイタルシリーズ 「音の旅」 2013年秋 札幌公演

12年間・24回リサイタルシリーズ2006~2017
小山実稚恵「音の旅」
      ピアノでロマンを語る

[ワーグナー・ヴェルディ生誕200年]
 第16回  ~ピアノの魅力~ 
      イメージ〈麦の色〉:麦秋・実りの香・日差し

今回はシリーズ第16回になる。私は06年秋から聴き始め、10年春から欠かしたことが無かったが、前回の13年春は急遽ムターの演奏会が入って小山のコンサートは聴き逃す羽目になった。今回で11回出かけたことになるが17年秋の最終回まで聴きたいと思っている。

〈本日のプログラム〉
 ベートーヴェン=リスト:交響曲 第6番 ヘ長調 作品68 「田園」
 ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 作品22
      ポロネーズ 第2番 変ホ短調 作品26-2
      ポロネーズ 第5番 嬰へ短調 作品44
 シャブリエ:絵画風の小曲集より 第6曲「牧歌」
 ヴェルディ=リスト:リゴレット(演奏会用パラフレーズ)

≪ピアノの魅力≫というテーマで今回のプログラミングは特別なものになったようである。普段のリサイタルで交響曲の編曲版が演奏されることは極めて珍しいことである。私にとって初めてのことである。シプリアン・カツァリス演奏の「ベートーヴェン(リスト編曲):交響曲第6番《田園》のCDは所有していて聴いたことはあるが、今回のコンサートの前に十数年ぶりに聴いてみた。
ピアノ独奏版を初めて聴いた人は強烈な印象を受けただろう。CDと違って生演奏は迫力があることは確かである。小山実稚恵は今回は編曲ものに挑戦した。オーケストラのように様々な楽器の音を出せるピアノの魅力を紹介しようと試みたようである。
最後の演目「リゴレット・パラフレーズ」は聴く機会が増えてきたが、演奏時間が45分もかかる「田園」の演奏は注目に値する。

ショパンの「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」も本来は管弦楽付きの作品であった。華やかな演奏は聴衆の心を一段と引き立たせた。「ポロネーズ第5番」での田園風景、シャブリエの「牧歌」にも田園に共通するテーマが感じられた。(「牧歌」のCDだけは持っていないので馴染みのない曲であった。)

秋の装いが深まった時期に応じた季節感を感じさせる曲。アンコールにチャイコフスキーの【「四季」から 10月 秋の歌】。2曲目にプロコフィエフの「前奏曲 作品12-7」。あまり聴いたことが無い面白いメロディの曲。最後に、ショパンの「英雄ポロネーズ」で締めたが、Kitara小ホールを埋めた満員の聴衆には満足感の表情がみなぎっていた。
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Author:fsuterry
年間60回以上札幌コンサートホールKitaraに通うクラシック音楽ファン。クラシック全般に関心があるがオーケストラ・ピアノ曲が特に好きである。 

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