2016年私のコンサート ベスト12

2016年1月から12月までの1年間にコンサートに通った回数は92回であった。会場は80回が札幌コンサートホールKitara。
2012年から「私のコンサート・トップ・テン」を始めた。この2年間は数を絞るのに少々難しさを感じる。自分なりに印象の強かったコンサートを選んでいるが10にこだわる必要がないと思って2016年は12にした。

【12 Best Concerts in the year of 2016】

★第17回ショパン国際ピアノコンクール入賞者ガラ・コンサート(1月31日)
  スケルツォ第2番(ドミトリー・シシキン)、 舟歌(イーケ・(トニー・)ヤン
  アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ(エリック・ルー)
  ピアノ協奏曲第1番(ケイト・リウ)
  ピアノ協奏曲第2番(シャルル・リシャール=アムラン)
  ノクターン第13番、幻想曲、ポロネーズ第6番「英雄」(チョ・ソンジン)
    [ヤツェク・カスプシック指揮ワルシャワ国立フィル]

★樫本大進&コンスタンチン・リフリッツ(2月16日)
  ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第7番
  ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第2番
  プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ 第1番

★ミシェル・ブヴァ―ル オルガンリサイタル(4月16日)
  J.S.バッハ(イゾワール編):4台のチェンバロのための協奏曲
  デュモン、F・クープランらのヴェルサイユの音楽
  モーツァルト:ディヴェルティメント第9番
  メンデルスゾーン(スミッツ編):厳格な変奏曲
  デュプレ、J.ブヴァ―ル、J,アラン、デュリュフレらの20世紀の音楽

★辻井伸行&オルフェウス室内管弦楽団(6月12日)
  ベートーヴェン:《コリオラン》序曲、 交響曲第5番「運命」
            ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
  
★レーピン&諏訪内&マイスキー&ルガンスキー.(6月20日)
  プロコフィエフ:2つのヴァイオリンのためのソナタ
  ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲
  チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲「偉大な芸術家の思い出に」
 
★アレクサンデル・ガジェヴ ピアノリサイタル(6月24日)
  ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第31番   ショパン:ピアノ・ソナタ 第2番
  J.S.バッハ(ブゾーニ編):シャコンヌ     リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調

★堤 剛 J.S.バッハ無伴奏チェロ組曲全曲演奏会(9月11日)

★第594回札幌交響楽団定期演奏会(指揮/ラドミル・エリシュカ)(10月15日)
  スメタナ:交響詩「ワレンシュタインの陣営」
  ドヴォルジャーク:スケルツォ・カプリチオーソ
  チャイコフスキー:交響曲第5番

★内田光子withマーラー・チェンバー・オーケストラⅠ・Ⅱ(10月28日、30日)
   Ⅰ  モーツァルト:ピアノ協奏曲 第17番&第25番
       バルトーク:弦楽のためのディヴェルティメント
   Ⅱ  モーツァルト:ピアノ協奏曲 第19番&第20番
       武満 徹:弦楽のためのレクイエム

★内田光子とマーラー・チェンバー・オーケストラ メンバー《室内楽の夕べ》(10月31日)
  モーツァルト:フルート四重奏曲第1番
  武満 徹:アントゥル=タン~オーボエと弦楽四重奏のための
  シューベルト:華麗なるロンド
  メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲

★鈴木雅明j指揮バッハ・コレギウム・ジャパン(11月15日)
  J.S.バッハ:ミサ曲 ロ短調

★名古屋フィルハーモニー交響楽団第440回定期演奏会(11月19日)
   [指揮/小泉和裕   ピアノ/ゲルハルト・オピッツ]
  ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
  バルトーク:管弦楽のための協奏曲

※ここ数年の札幌交響楽団定期演奏会の充実度は特筆に値する。札響定期会員として年10回の定期演奏会の順位を求められるが選ぶのが難しい状況が続く。三位一体(指揮者、オーケストラ、聴衆)のコンサートが続いて演奏終了後の一体感が何とも言えない。札響1月定期(パーメルト&ファウスト)、3月定期(エリシュカ)、6月定期(広上&ベルキン)も秀逸。あとは好みの問題。
6月宮田大、10月アリス=紗良・オットのリサイタルも素晴らしい印象を残した。
 
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2015年 私のコンサート・トップテン

札幌コンサートホールがこの1年間で4ヶ月間に亘って休館したり、個人的に1ヶ月以上の入院期間があったりして、例年と比べて満足のいくコンサート鑑賞が充分にはできなかった。今年はトップテンを選ぶのを躊躇っていたが、年末も押し迫ってから一応選んでみることにした。2015年1月~12月までの1年間で聴いたコンサートの回数は74回だった。今年は札幌交響楽団の定期公演が毎回のように指揮者・オーケストラ・聴衆が一体となる素晴らしい演奏会となって成功裏に開催された。結果的に札響のコンサートが5つを占めた。(今まではひとつに絞っていた。)

札幌交響楽団第577回定期演奏会  2月14日
  ~シベリウス生誕150年記念・シベリウス交響曲シリーズVol. 3~
  指揮/ 尾高忠明
  曲目/ シベリウス:交響曲第5番、第6番、第7番

タリス・スコラーズ ~キング・オブ・クワイアー~  6月17日
  ~Kitaraリニューアルオープン記念~
  曲目/ パレストリーナ:教皇マルチェルスのミサ曲
     アレグリ:ミゼレーレ
     ペルト:ヌンク・ディミッティス  他

札幌交響楽団第578回定期演奏会  6月20日
  指揮/ ラドミル・エリシュカ
  曲目/ ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調
     ブラームス:交響曲第4番 ホ短調

NHK交響楽団演奏会 札幌公演  8月31日
  指揮/ ヨーン・ストルゴーズ
  曲目/ ベートーヴェン:「エグモント」序曲
              ピアノ協奏曲第3番 ハ短調(ピアノ:アリス・紗良・オット)
              交響曲第5番 ハ短調 「運命」 

札幌交響楽団第580回定期演奏会  9月5日
  指揮/ ハインツ・ホリガー
  曲目/ フンメル:序奏、主題と変奏 へ長調(オーボエ:ハインツ・ホリガー)
     シューベルト:アンダンテ ロ短調
             交響曲第7番 ロ短調 「未完成」
     バルトーク:管弦楽のための協奏曲

大森潤子ヴァイオリン・リサイタル  9月15日
  曲目/ モーツァルト:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ K.301
      フランク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
      クライスラー:コレルリの主題による変奏曲
      シューベルト(ウィルへルミ編):アヴェ・マリア
      パガニーニ:ラ・カンパネラ
      ヴィエニャフスキ:モスクワの思い出
      フバイ:そよ風
      ラヴェル:ツィガーヌ

小山実稚恵「音の旅」第20回  11月20日
  曲目/ シューマン:花の曲
      J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲

オッコ・カム指揮ラハティ交響楽団  11月23日
  曲目/ シベリウス:交響詩「フィンランディア」
            ヴァイオリン協奏曲 ニ短調(ヴァイオリン独奏:神尾真由子)
            交響曲第2番 ニ長調

札幌交響楽団第583回定期演奏会  11月28日
  指揮/ ウラディーミル・アシュケナージ
  曲目/ ベートーヴェン:バレエ「プロメテウスの創造物」序曲
      モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番 ハ長調 K.503(ピアノ:河村尚子)
      ショスタコーヴィチ:交響曲第10番 ホ短調

札幌交響楽団第584回定期演奏会  12月12日
  指揮/ マックス・ポンマー
  曲目/ ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調(ピアノ:ゲルハルト・オピッツ)
     ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調 「ロマンティック」

※2月のヤクブ・フルシャ指揮プラハ・フィル&ミッシャ・マイスキーの演奏会は会場が満席で盛り上がったが曲目が「モルダウ」、「ドヴォコン」、「新世界より」が全てでは在り来たり過ぎだった。外国のオーケストラで地方回りの公演は新鮮さに欠けるのはある程度やむを得ない。集客力を考慮に入れたプログラム作りは当然だろうが、今ひとつプログラムに工夫を望むところである。
ウィーン・フォルクス・オーパーやハリウッド・フェスティバル・オーケストラなど楽しい雰囲気のコンサートもあった。
7月に札幌駅近くに「六花亭ふきのとうホール」がオープンして質の良い室内楽ホールが出来たのが嬉しい。客席221の小ホールなので、ベストテンに上げるほどではなかったが、いずれも満足のいくコンサートだった。

2014年 私のコンサート トップテン

2014年1月~12月までの1年間で86回聴いたコンサートの中から最も印象に残ったものを10選んでみた。

クリスチャン・ツィメルマン ピアノ・リサイタル(1月16日)
  曲目/ ベートーヴェン後期三大ピアノ・ソナタ
        ピアノ・ソナタ 第30番、第31番、第32番

マリア・ジョアン・ピリス ピアノ・リサイタル(3月15日)
  曲目/ シューベルト:4つの即興曲 Op.90, D899
      ドビュッシー:ピアノのために
      シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D.960

前橋汀子 バッハ無伴奏ソナタ&パルティータ全曲演奏会(4月5日)(Kitara小ホール) 
  曲目/ 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番 ト短調 BWV1001
     無伴奏ヴァイオリンのためのパルティ-タ第1番 ロ短調 BWV1002
     無伴奏ヴァイオリンのためのパルティ-タ第2番 ニ短調 BWV1004
     無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番 イ短調 BWV1003
     無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番 ハ長調 BWV1005
     無伴奏ヴァイオリンのためのパルティ-タ第3番 ホ長調 BWV1006

デイヴィッド・ジンマン指揮チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団(4月15日)
  曲目/ R.シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
     モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調「トルコ風」
                       (ヴァイオリン独奏:ギドン・クレーメル)
     ブラームス:交響曲 第4番 ホ短調

樫本大進&コンスタンチン・リフシッツ(4月25日)
  曲目/ ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第4番
      ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第1番「雨の歌」
      ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第10番

ケント・ナガノ指揮モントリオール交響楽団(10月18日)
  曲目/ ラヴェル:組曲「クープランの墓」、 ボレロ
      ムソルグスキー(ラヴェル編曲):組曲「展覧会の絵」

シュトイデ弦楽四重奏団(11月12日)(Kitara小ホール)
  曲目/ モーツァルト:弦楽四重奏曲 第14番 ト長調
      ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第11番 ヘ短調 「セリオーソ」
      シューベルト;弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調 「死と乙女」

札幌交響楽団第574回定期演奏会[指揮:ラドミル・エリシュカ](11月15日)
  曲目/ ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲
     モーツァルト:交響曲 第38番 二長調 「プラハ」
     ブラームス:交響曲 第2番 二長調

ワディム・レーピン ヴァイオリン・コンサート~偉大な芸術家の思い出に~
   with アレクサンドル・クニャーゼフ(Vc)&アンドレイ・コロべイニコフ(P)(12月2日)
  曲目/ ラフマニノフ:悲しみの三重奏曲 第1番 ト短調
     チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ (チェロ&ピアノ)
     ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
     ラヴェル:ツィガーヌ
     チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲 イ短調 「偉大な芸術家の思い出に」

ケマル・ゲキチ ピアノ・リサイタル2014 (12月7日)(Kitara小ホール)
  曲目/ ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ、
          マズルカ op.56 Ⅰ.ロ長調、 Ⅱ.ハ長調  Ⅲ.ハ短調
          ノクターン 第15番、 第16番
          ポロネーズ 第6番 変イ長調 「英雄」
     シューベルト(リスト編):アヴェ・マリア
     リスト:ハンガリー狂詩曲 第10番、 第11番
     ワーグナー(リスト編):イゾルデの愛の死、 タンホイザー序曲

※日付の後に記した以外の会場は全てKitara大ホールである。今年はKitara以外の会場に足を運んだ回数が8回と例年より多かったとはいえKitaraホールが圧倒的に多い。
今年は自分でベストテンを絞り込むのに少々時間を要した。初めて聴いたり、久しぶりに聴くコンサートの方がどうしても印象が強くなる。《尾高忠明&札響の「マーラーの第9番」》や《佐渡裕&PMFオーケストラ》、《オスモ・ヴァンスカ&PMFオーケストラの第九》も素晴らしかった。PMFではナカリャコフも堪能した。
今年は毎年リサイタルを聴く小山、外山、近藤、及川の他に田部、河村らのピアノを楽しめた。中村紘子のデビュー55周年記念リサイタルを聴けたのも良かった。外国人ではトップテンにあげたソリストの他にアシュケナージ、ユンディ・リも久し振りに聴けた。パスカル・ロジェ、ティル・フェルナーのピア二ズムも初めて楽しめた。
期待外れのコンサートは皆無に近い。毎回それなりに楽しめた。一番多く聴く機会のある札響のレヴェルが高いのもKitaraで充実した時間を過ごせる要因ではないかと思う。エリシュカが毎回のコンサートで好印象を残している。『エリシュカ&札響&聴衆』という一体感のあるコンサートは実に素晴らしい。来年も期待大である。

2013年 私のコンサート トップ・テン

2013年1月~12月までの1年間で73回聴いたコンサートの中から最も印象に残ったものを10選んでみた。(コンサートの会場は弦楽四重奏演奏会以外はすべて札幌コンサートホールKitara大ホール)

エサ=ペッカ・サロネン指揮フィルハーモニア管弦楽団(2月4日)
 〈曲目〉ベートーヴェン:劇付随音楽「シュテファン王」序曲、交響曲第7番
     ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」

ロリーン・マゼール指揮ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団(4月14日)
 〈曲目〉レスピーギ:交響詩「ローマの噴水」
     パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番(ヴァイオリン独奏:五嶋龍)
     ベートーヴェン:交響曲第7番

佐渡裕指揮BBCフィルハーモニック ピアノ:辻井伸行 日本ツアー2013(4月25日)
 〈曲目〉メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」序曲
     ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
     ベルリオーズ:幻想交響曲

アンネ=ゾフィ・ムター ヴァイオリン・リサイタル(5月31日)
 〈曲目〉モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ト長調 K.379、 
      シューベルト:幻想曲 ハ長調 D.934      
      ルトスワフスキ:パルティータ、  サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ第1番

札幌交響楽団第560回定期演奏会 指揮/ドミトリー・キタエンコ(6月22日)
 〈曲目〉ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲(ヴァイオリン独奏:ヴィヴィアン・ハーグナー)
     チャイコフスキー:マンフレッド交響曲

PMFウイーン弦楽四重奏演奏会(7月9日Kitara小ホール)
 〈出演〉ライナー・キュッヒル(Vn)、ダニエル・フロシャウアー(Vn)、
     ハンス・ペーター・オクセンホーファー(Va)、 ヴィルヘルム・プレーガル(Vc)
      沢木良子(P)
 〈曲目〉ハイドン:弦楽四重奏曲第38番「冗談」
     モーツァルト:弦楽四重奏曲第21番「プロイセン王第1番」
              ピアノ四重奏曲第1番K.478
     ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第15番

内田光子ピアノリサイタル (10月30日)
 〈曲目〉モーツァルト:ピアノ・ソナタ第12番 ヘ長調 K.332、 アダージョ ロ短調 K.540 
     シューマン:ピアノ・ソナタ第2番 ト短調
     シューベルト:ピアノ・ソナタ第18番 ト長調 D.894

パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマ―フィルハーモニー管弦楽団(11月21日)
 〈曲目〉ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」序曲、 交響曲第4番、 交響曲第3番「英雄」

及川浩治 ピアノ・リサイタル《不滅のベートーヴェン》(11月29日)
 〈曲目〉ソナタ第8番「悲愴」、ソナタ第14番「月光」、ソナタ第21番「ワルトシュタイン」
     「エリーゼのために」、ソナタ第17番「テンペスト」、ソナタ第23番「熱情」

ミッシャ・マイスキー チェロ・リサイタル2013(12月4日)
 〈曲目〉バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番、 シューマン:民謡風の5つの小品
     シューベルト:アルぺジオーネ・ソナタ、 ドビュッシー:チェロ・ソナタ

*「札響第563回定期演奏会」(指揮/ラドミル・エリシュカ、チェロ/石川祐支)のドヴォルジャーク:チェロ協奏曲、ブラームス:交響曲第3番のコンサート(10月12日)、尾高忠明指揮の「戦争レクイエム」(9月21日)や「札響の第9」(12月15日)も印象に残るコンサートであったが、札響のコンサートが重なるので止む無く外した。
            




     

42人の音楽評論家・記者が選んだ2012年のコンサート・ベストテン

音楽雑誌「音楽の友」の企画による2012年のコンサート・ベストテン
 
 「音楽の友」は2011年12月1日から2012年11月30日までの期間中、日本国内で行われたクラシック・コンサートを対象に、音楽評論家・記者42名に各10公演の選定を依頼した。
上位14位までに入ったコンサートと私自身が選んだベストテンを参考までに比べてみた。

 毎年オペラや海外のオーケストラが上位を占めている。
2012年は21位まで発表になっているが14位まで上げておく。 

第1位  新国立劇場≪ピーター・グライムズ≫
第2位  マリス・ヤンソンス指揮/ バイエルン放送交響楽団
     ラドゥ・ルプー(p)
第4位  エリアフ・インバル指揮/ 東京都交響楽団第730定期、都響スぺシャルetc.
第5位  サントリー芸術財団サマーフェスティヴァル2012≪オレスティア≫
     東京二期会≪パルジハル≫
     日生劇場≪メデア≫
第8位  ギドン・クレーメル(vn)
     新国立劇場≪ローエングリン≫
     マウリツィオ・ポリーニ(p)
第11位  イザベル・ファウスト(vn)&アレクサンドル・メル二コフ(p)
     パトリツィア・コバチンスカヤ(vn) 
     ヤーノシュ・コヴァ―チュ指揮/ 東京フィルハーモニー交響楽団第73回東京オペラシティ定期
第14位  ウィーン国立歌劇場≪アンナ・ボレーナ≫
     ダ二エル・ハーディング指揮/ サイトウ・キネン・オーケストラ
     パーヴォ・ヤルヴィ指揮/ フランクフルト放送交響楽団
     シルヴァン・カンブルラン指揮/ 読売日本交響楽団
     (読響50周年特別公演、第198回東京芸術劇場名曲シリーズ、第519回定期)
 
 2012年もオペラが6件入っているが、外来オペラは14位の≪アンナ・ボレーナ≫だけで、あとは全部国内制作なのが特徴的である。ブリテンの≪ピーター・グライムズ≫は2008年9月の札響第511回定期での名演が聴衆に大きな感動を与えた歌劇である。新国立劇場が大健闘しているが尾高芸術監督もさぞ満足していることであろう。日本のオーケストラも大活躍して4つも入っているのは喜ばしい。

 私のベストテンと同じコンサートが3つある。ルプー、ポリーニとパーヴォ・ヤルヴィのフランクフルト響。特に11月に東京で聴いたルプーとポリーニは同じ日のコンサートを第1位にしている評論家がそれぞれ数名いました。 My Ten Best Concerts にあげた「ヤクブ・フルシャ指揮/ プラハ・フィル」も評論家の一人が票を入れていました。
 私の年間80のコンサートのうち「各評論家のベストテン」に複数の票が入った演奏家は上記3つの他庄司紗矢香&ジャンルカ・カシオーリダン・タイ・ソンでした。
 
札響の定期演奏会をベストテンに入れた評論家は各1人。
 第546定期演奏会 高関健指揮/ 「トゥーランガリラ交響曲」
 第548定期演奏会 ラドミル・エリシュカ指揮/ 「新世界より」「野鳩」他

そのほかKitaraで開催されたコンサートと同じ全国公演で票が入ったコンサートを参考までにあげておく。いずれもピアノ・リサイタルで小山実稚恵、及川浩二、アリス・沙良・オット

一応、参考までに書いてみたが、結果的にどうしても東京中心になってしまう。コンサートはそれぞれの個人の楽しみ方がある。音楽を聴いて自分流に楽しめばそれで充分ということになると思う。最終的にベストコンサートは楽しむ本人が決めるものだと思う。   


              



プロフィール

Author:fsuterry
年間60回以上札幌コンサートホールKitaraに通うクラシック音楽ファン。クラシック全般に関心があるがオーケストラ・ピアノ曲が特に好きである。 

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